なんとも忙しくて
いろいろ、文章をつくっていたのに
掲載をわすれて、
最近、間が空きがちで、、、、、

また、つづき の話がおおいと
いわれて、、、、
確かに、文書が切れ切れで、、
途中で終わる話がおおい、、、、、

というわけで、
これからは、やや長めの文書を
1週間に一度ほど出すようにします。です。


ここから本文

かぜに効く薬はない。!!!

今年の9月から10月にかけて
異様に風邪の患者さんが多かった。
気候がおかしいせいもあるであろうが
なにかへんなウイルスが流行っていたようだ。

ご存知だとはおもうが、
基本的に風邪に直接効く薬はほとんどない。

皆さん
風邪をひいたのだけれども、OOへ
行く予定があるので、早くなおしたいから
来ましたとか、
行事があって、次の日曜日までに直さなければ
いけないので、
いつもは、薬局で風邪薬を買うのだけれども
今日は、病院に来ましたとか。。。。。。。。

実は、病院で一番こまるフレーズである。

風邪は、基本的にウイルスで発生するものが
多い。
ウイルスは、小さな小さな小さなもので、
小さな一つ一つの細胞より
まだ小さな細菌よりさらに格段に小さく
ほぼDNA、RNAの塊といっていいほど
ちいさいものである。

ざっと人の髪の毛の直径の10分の1ぐらいが
人の細胞のおおきさで、その10分の1ぐらいが
いろいろな細菌でざっとその50~100分の1ぐらいの
おおきさがウイルスである。

つまり、これを殺す薬はほとんどありえないと
いうことである。

顕微鏡では見えることができず、
電子顕微鏡でもなんとなくその陰が
映し出されるほどの小さなものである。

ちなみにあの有名な野口英雄先生は、
黄熱病の研究でしられているが、
黄熱病の病原体は、ウイルスで、
当時の顕微鏡では見ることが出来ず
原因を究明できなかった。
(医学的にはあの有名な野口英雄先生も
野口培地という特殊な培地のみしか
名前が残っていない。)


インフルエンザを含め一部に
効く薬はあるが、感染した細胞から
の放出や増殖を防ぐ薬のみである。
(詳細は非常にややこしいので割愛)

よってインフルエンザの薬も
症状を1日ほど短くしたり
発熱のピークを下げたりするに
とどまっている。

市販の風邪薬というのはよくできたもので、
また買ってもらわなければいけないので、
なにかと効く成分が入っている。
例えば、解熱剤とか、咳止めとか、鼻水を止める作用がある
薬とか、、、、、
細菌は、巧みなもので
咳の風邪はOO。鼻水にはOOとか
熱の風邪はOOとか。
うまく色分けしている。
もちろん市販薬なので、作用自体は弱いが
それなりに症状を抑えることが出来る。