そもそも、スーパードクターは
いるのだろうか、
私にはわからない。
マスコミが作り上げた偶像の
様な気もする。
実際、自分の周囲でその様なドクターを
見たこともない。
(世間で人気があるドクターはいるが)

テレビが作り上げた印象
であると思われるが、
特定の医者にしかできない手術や
検査、手技、診断があるならそれは間違いであり、

指導者は、だれでもできる手術や
検査、手技を作り上げ、
それを皆に広めるのが使命であろう。

それでなければ、特定の人だけが
特定の医療を受けることになってしまう。


もとにもどって、
医局は、
上下関係も厳しく、
(医者は、年齢で上下関係が決まるのではなく
大学の卒業年度で決まる。
大学に入る年齢が他の学部より
まちまちであるためなのかもしれないが、
逆に国家試験の合格年でないことも
不思議なところである。
逆にいえば、今とちがって
昔はそれだけ経験というものが
重視されてきた。)


また、上下関係の厳しさゆえに、
礼儀作法、言葉遣い
手紙の書き方まで仕込まれた。

つまり、平均的な医者を作ってきた。
過不足のない医者を作ってきた。