しかし、以前にも話したが、
私の目から見れば、街でみてもらうなら
腕より(腕の差はほとんどない
と思う)よく見てくれる方が
いい医者だとおもう。

ときどき飛び込みの
患者さんでOOの病気
をOO病院の専門のOO先生に
見てもらっているという患者さんが
よくいるが、
データと出されている薬をみると
その先生があまりにも忙しいのか
データは悪いし、ほかの疾患は
ほとんどコントロールされていない
という事例をよく見る。
(OO先生に見てもらっている
のをステータスにしているので
患者さんにはなにも言わないけれど、、、、、)

よく見て、自分の手に余るものは
その医者が信じている医者に紹介して
くれる医者が町では一番いい医者
だと思っているし、
それが何でも屋で開業している者の
務めだと思っている

(偉そうに!!!!!)

話を元に戻すと

私が医者になった当時の医局、特に
外科系は、外科は手習で、手術は職人が
するものという雰囲気がのこっていて、
入局して先ずすることは丁稚奉公。

先ず、医者としては扱われない。
最初の1年は医者らしい仕事をさせてくれない。

広い大学病院で患者さんを心電図室に運んだり
EchoやCTの部屋に運んだり
内視鏡にいたっては
先ず、内視鏡の準備をしてから
患者さんを内視鏡室に連れて行って、
上のドクターが内視鏡をしているのを
ひたすら横目で見て、
(今は、電子スコープで、リアルタイムで
内視鏡をしているのを見ることができるが
当時は、施行者しか見えず、おまけに
画像が見えるのは、まさしく取り付けた
カメラの写真を現像してできるまで
1週間ほどまたなければいけなかった。)
それが終わると患者さんを
病室に運んで、自分は、内視鏡室
に戻って内視鏡の洗浄をするというありさまで、
今の時代は看護助手さんが(看護師さんではない)
する仕事をしていたのである。

(みんなそれが当然とおもって
黙々としていた。)