とうとう一番寒い季節となりましたが
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ことしも年賀はがきを整理する
時期となりましたが、
この年賀はがきという制度は、
一機に衰退してきている。

(以前一度とりあげた話なのだが
もう一度)

最近の若者はメールのやり取りで
全てが終了している様だ。

わたし自体は、筆無精なもので
年賀はがき自体は
お世辞にも好きな方ではないが、
年を取るにつれて
そんなに悪い者でもないと
思っている。

私の場合は、高校を卒業してから
約20年ほど九州ですごしていたため
今ではほとんど会うことも
連絡を取ることもめったにない
大学生時代の友達や

医者になってからの
同僚、先輩、後輩、
あるいは患者さんの現状を
知るにはいい機会なのである。

しかし、毎年、職場での出会いが
多いためどんどん増えて行っていたものが
最近は、頭打ちかやや減少しているのが
現状である。一時は200枚近くの
やりとりがあったのだが、今では
150枚程度に収まっている。

しかし、毎年、結構困ることもある。

一つには皆さんも経験しているとおもうが、
中途半端にだしだした年賀状の相手が
来ない年があったら
それを契機に次ぎの年に出さないのだが
前の年に自分が出したものだから
次の年にはまた、年賀状がまたやってくる
という一年おきのやりとりを
してしまう相手がいること。

もう一つには
医者に特有の悩みかもしれないが
以前いた病院でみていた患者さんとの
やりとりで、
年齢や、病気を考えると
そろそろ。。。。。。。。。
と思うのだが、
前の病院に聞くわけもいかず
毎年、おそるおそる
出すこと。


それにしても自分も数年前から
そうしているのだが、
あて名をコンピューターに
おぼえさせて打たせていることは
なにか味気ない。

スピードと手間と
下手な字をさらけ出さないでいいと
いう最高の利点があるのだが、、

昔は、子供にプリントゴッコで
作らせていたのが、
コンビニに印刷を頼むようになり
あて名を印刷する様になり
ますます
薄っぺらいものになってしまっている。

悲しいのは、いまでも病院に
上里先生あてに年賀状がとどくことの
虚しさよ。

さすがに、企業やら、病院からの
判で押したような年賀はがきは
これまた味気ない。

しかしながら、
それにしても
長年あってない友達や後輩からの
はがきはうれしもので、
ずっとつづいてはがきを送ってくる
者は、それなりのその人物の
こころの暖かさを感じ、
毎日顔を合わしている者でも
その人物の人となりが感じられるものである。


その当時の思い出が思いだされたり
一年を共に苦労してきた同僚のひとことが
仲間意識を上げる
年に1回の一瞬の至福の時が
おとずれるのもいいものではないかと
おもうのだが、、、、、、、