終戦記念日が近づくといろいろ戦争に関した
映画が放映される
その中で私が、昔からよく見る映画に
日本の一番長い日がある。
監督の1967年に鬼才 岡本喜八監督で
東宝が勢力を上げて作り上げた映画だ。

終戦の前日から玉音放送までの24時間を中心に
政府の決断とそれを阻止しようとした青年将校
達の反乱を中心に描いた作品である。

最初から最後までピーンのはった緊張感が流れ、
当時の人々の気迫が手に取るように
わかる作品である。
当時の人間の不安、緊張感、絶望感、疲労感
8月の暑さ(実は、冬撮影している)
素晴らしい作品である。

それから、何度かテレビや映画でリメイク
された。2015年にも映画でリメイクされたが
どの作品も全ての面で、足元にも及ばない。


その差は、なんであろうか。
それは、なにより製作者や監督、
役者の戦争経験であろう。
1967年当時の製作であるから
若い役者でさえも、子供の時に
戦争を経験している。

終戦当時の混乱を熟知している人たちが
その緊迫感を演じているからに違いない。
。。。。。。。

でも、本質はそれだけではない気がする。