言葉といえば3

方言の話をしたのは、
実は、

40近くになって高松にもどってきたのだが、
その時、高松で感じた印象が、
いやにみんながなれなれしい。
店の店員でも、年下にもかかわれず
なれなれしい。という感触がした。
それがどうしてかその時はわからなかった。

ある日、九州から帰ってきてすぐ、
病院の医局にいたとき
“○○先生はいますか”という電話がかかってきて
なんと言って返事をするか戸惑ってしまった。

“いらっしゃいません”と言うには
なんとも、かた苦しい。

九州の言葉(方言)では、
おんしゃれん”
“おんなはらん”
“おりんしゃれん”

等等、いろいろ敬語の言い方があるのに
讃岐の方言は敬語がないので
なんといっていいか戸惑ったのだ。

その時、讃岐に帰ってきたらみんなの言葉
がなれなれしい理由がわかったのだ。

讃岐弁は基本、敬語がない。