医療って複雑だ!!
私、が学生の頃
内科の講師が
廊下をとても大切そうに
小さな薬剤の液体が入った小瓶
を持ち運んでいたのを
今でも記憶している。
その薬、ウロキナーゼといって
血栓を熔解する当時は画期的な
薬でその小瓶だけで
100万円近くする
当時はまだ、臨床研究段階で
そんな高い薬が
存在するのだと
驚愕した覚えがある。
ところが、今やそれより
もっと高い薬がざらに
ある時代なのである。
私、自分で言うのもおこがましいが、
なんとも商売気が少ない
医者の一人で、
おそらく、医学に対しては
きわめて真面目な
おやじの影響を受けたのかもしれない。
昔は、薬局で薬を出していたので
薬をたくさん出すと
病院が儲かっていた時代があった。
(今は、薬局が儲かるのだが。。。)
そんな時代におやじは、
不必要な薬の投薬をしなかったので、
“あの病院は薬をだしてくれない”と
陰口をたたかれたぐらい。
私も無駄な検査をするのが
いやで
ある他の病院から移ってきた患者さんに
前の病院は毎回血液
検査していたのに
ここではあまりしてくれないと
いわれてしまったことがある。
(毎回検査してなにみるんじゃ!!)
以前もかいたが、
薬は、
1000円して10効く新薬と
100円で9効く旧薬があったら
年金暮らしのお年寄りには
どうしても後者の治療を選んでしまう。
大きな病院で
若いドクターに紹介して
もどってくると
新しい高い薬ばかりに
かわっていたりして
なんか、
やるせない気持ちになることが
ショッチュウある。
それも紹介状の返事に
新しい治療法をまだ知らんのか
と言わんばかりの返事を
ともなって。。。。。。。
閉口。。。。。。。。
最近。自分の患者さんで
大学病院で最新の治療を
している患者さんが
受診に来た。
使っている薬の一か月分が
なんと当院の一か月分の
収入ではないか。。。。
医療は、点数制なので
公的保険が支払う医療費としては
その患者さんの1っか月の
薬代と当院に支払われる
医療費が同じなのである。
5人の職員全員で、
この物価高、
必死で節約して、
毎日時間外労働して、
夜中によばれて、、
毎日1円でも薬代を減らそうと
して。
毎日必死ではたらいている
職員たちの努力と
その患者さんの
1っか月の薬代(他の検査料
は入れずに)
つまり、
製薬会社に払う金
が同じ。。。。。。。。
いわば、
国からしたら
同じ価値。。。。。。。。。
そして、国は、そんな
我々には非常に厳しい。。。
少しでも病名の漏れや
いらん薬や検査をしたら
(いるけど保険を認めないもの)
ばっさ、ばっさ切ってくる。。
そして内科系のクリニックを
全国から激減さそうとしている。
1人の命の方が5人の生活より
大事といえばそれまでなのだが、、、、
ああ、なんだかむなしい。。。。
私、が学生の頃
内科の講師が
廊下をとても大切そうに
小さな薬剤の液体が入った小瓶
を持ち運んでいたのを
今でも記憶している。
その薬、ウロキナーゼといって
血栓を熔解する当時は画期的な
薬でその小瓶だけで
100万円近くする
当時はまだ、臨床研究段階で
そんな高い薬が
存在するのだと
驚愕した覚えがある。
ところが、今やそれより
もっと高い薬がざらに
ある時代なのである。
私、自分で言うのもおこがましいが、
なんとも商売気が少ない
医者の一人で、
おそらく、医学に対しては
きわめて真面目な
おやじの影響を受けたのかもしれない。
昔は、薬局で薬を出していたので
薬をたくさん出すと
病院が儲かっていた時代があった。
(今は、薬局が儲かるのだが。。。)
そんな時代におやじは、
不必要な薬の投薬をしなかったので、
“あの病院は薬をだしてくれない”と
陰口をたたかれたぐらい。
私も無駄な検査をするのが
いやで
ある他の病院から移ってきた患者さんに
前の病院は毎回血液
検査していたのに
ここではあまりしてくれないと
いわれてしまったことがある。
(毎回検査してなにみるんじゃ!!)
以前もかいたが、
薬は、
1000円して10効く新薬と
100円で9効く旧薬があったら
年金暮らしのお年寄りには
どうしても後者の治療を選んでしまう。
大きな病院で
若いドクターに紹介して
もどってくると
新しい高い薬ばかりに
かわっていたりして
なんか、
やるせない気持ちになることが
ショッチュウある。
それも紹介状の返事に
新しい治療法をまだ知らんのか
と言わんばかりの返事を
ともなって。。。。。。。
閉口。。。。。。。。
最近。自分の患者さんで
大学病院で最新の治療を
している患者さんが
受診に来た。
使っている薬の一か月分が
なんと当院の一か月分の
収入ではないか。。。。
医療は、点数制なので
公的保険が支払う医療費としては
その患者さんの1っか月の
薬代と当院に支払われる
医療費が同じなのである。
5人の職員全員で、
この物価高、
必死で節約して、
毎日時間外労働して、
夜中によばれて、、
毎日1円でも薬代を減らそうと
して。
毎日必死ではたらいている
職員たちの努力と
その患者さんの
1っか月の薬代(他の検査料
は入れずに)
つまり、
製薬会社に払う金
が同じ。。。。。。。。
いわば、
国からしたら
同じ価値。。。。。。。。。
そして、国は、そんな
我々には非常に厳しい。。。
少しでも病名の漏れや
いらん薬や検査をしたら
(いるけど保険を認めないもの)
ばっさ、ばっさ切ってくる。。
そして内科系のクリニックを
全国から激減さそうとしている。
1人の命の方が5人の生活より
大事といえばそれまでなのだが、、、、
ああ、なんだかむなしい。。。。