あれはどこいったんだろう。

盆に久しぶりに実家にいった。
実家の一室を
我が家の物置にしているのだが
。。。。。
子供のおもちゃや、本を
すてれないでそのまま置いている。
一部は、自分の子供のころの
ものも置いているのだが、、、、

子供のころというのは、
たわいもないものを大事にしていた
もので、

何かのおまけの小さな飛行機の
おもちゃや
昔アッピングボールといっていた
弾むゴム製のボール
そして、友達の家に遊びに行ったときに
かった小さなジープのおもちゃ。

いろいろあったのだけれども
いまはもうない。

子供のころから実家を建て直すときに
仮の住まいに引っ越して、
それからまた
新しい住まいに移った時に
結構すてられたり

大学にいって、実家から離れて、
すこしずつ捨てられるか
なくなったか、
そして極めつけは
再び
実家を建て直すときに
大半は捨てられた。

過去を顧みず
今を生きるというのは
かっこいいのかもしれないが、

かっこわるくても
たまには
たのしかった昔のことを思い出したいものだ。



そんな思いがあったのと
昔、永六輔が
子供のものを置いておくのは
親のつとめだ。といっていた言葉が
ずっと頭にのこっていて
できるだけ、子供の持ち物は
残していて今の家にはいりきらないものは
実家に置いている。


だいぶ、以前の話だが、
子供が小さい時
一緒に自転車にのっていて、
子供が横断歩道で大事にしていた
ケンタッキーのカーネルサンダースの
キーホルダーを横断歩道におとした
信号がかわって車に敷かれそうになったのを
泣きそうな顔でみていたので
親バカの私は、
一生懸命、頭をさげて車にとまってもらって
それを拾った覚えがある。

子供が大きくなって
たまたま、その場所を通りかかったとき
そのことを話すと
なんと、子供はそのことを
全く覚えていなかった。


また、家を建てて、引っ越した時に
子供がごみ袋をもって
これすててっていわれて
もってきたものが
マクドナルドの
ハッピーセットのおまけを積めた
ごみ袋だった。

子供が小さいときに
私は、好きでもないハッピーセットを
一生懸命食べて集めた
おまけがそこに詰まっていた。

親バカとはこういうもの

子供のものを一生懸命
とっていてもむだになるのかも
しれないが、
それでもおいておく
バカなおやが
ここに存在するのだった。