私の医者としての欠点

私の医者としての最大の欠点は、
病院に受診することが
ほとんどないこと。
つまりは、病院にかかる患者さんの
本当の気持ちがなかなかわからないこと。
と感じている。

私、子供の頃から
家が病院でることもあって
ほとんど病院へ
正式にかかったことがない。

医者になってからというもの
自分が、なんでも屋なもんで
自分の診断と治療でことたりる
ことが多く
他の病院に行くことが
めったにない。
(もう一つの理由としては、
だいたい他の病院も当院とシフトが
同じで、行くとしたら休診にしなければ
いけない。
 また、一つ、自分がなんでも屋である
だけに、他院で検査をするとその
結果を見ていろいろ考えることに
なるので、恐い!!)

5~6年前にひどい眩暈が発生して
ナースに所見をとらせて
自分で診断して、治療した。

最近、年のせいか
いろいろ起こす。
この1っか月で
階段からすべりおち、足を
たましこ打って、夜中ねむれないぐらい痛かった。
次の日にレントゲンをとって
骨折していないことを確認
(おそらく不全骨折)
自分で固定して何とか治った。
(完全に折れてたら整形受診!!)

先の土曜日には
突然、腰痛が出現
尿路系の結石と判断して
痛み止めをのんでひたすら我慢
(疝痛発作は痛み止めが利かん!)
(痛みが止まらなかったら
あきらめて泌尿器科を受診!!)
なんとか数時間で
消失。

しかしながら
右の眼の白内障があって
どうも限界がきている。
さすがに眼科は
自分でどうしようもないので
受診の予約をとった。

ま、病院にかかるのは
予約を取ってから
なんか落ち着かない。。。

患者さんの受診する時の気持ちは
分かっているつもりなのだが、
自分が病院を受診するとなると
こういう気持ちになるのだということを
おもい知らされる。。。。。。

ちなみに、医者は、自分で自分を
保険診療できないので、
(風邪をひいても自分で処方できない!)
自分で自分を診断するのは
自費になります。。。。
なんかヘンでしょ。