あああ、もう!!!!
ある、高齢の患者さんが、
他の病院で(総合病院)この薬がでて
良く効いたので、出してほしいといってきた。

その薬は、足の裏が冷たいというので
出された薬なのだが、
なんと、、、数週間前に私が同じ
訴えで出した薬と同じくすりで、
その時は、2~3日で
効かなくて、その上、気分が悪いといって
やめた薬と同じものだった。!!!!

まあ、総合病院のブランドというか
私の信用のなさというか。。。。。。。。。。
トホホ。。。。。。

話は変わるが
医学では、プラセボ効果といって
心理効果だけで薬を投与することは
よくある話で、
偽薬
つまり、ニセ薬である。


医薬品の開発をする時に
その効果を調べるために
本物の薬と偽物の薬を投薬して
その効果の差を調べる。

例えば高脂血症の薬を
100人に本当の薬
100人に偽薬をのませて
そのコレステロールなんかの値で
その薬の効果を調べる試験をする。

しかし驚くなかれ、
だいたいの試験で、30%ほどの人は、
その薬で効くのである。!!!!!!

高血圧の薬でさえ偽薬で30%ほどの人が
血圧が下がる効果があるのである。!!!!!

なんと人間は、バカというか
単純というか、不思議というか。。。。。

入院中の患者さんには
よく、眠り薬をくれといわれた時に
ふらつきや、全身状態のことを考えて
この偽薬を使うことがよくある。
外来では、今、
薬局でご丁寧に薬の説明を
かいた紙を渡してくれるので

せっかく本人の体のことを考えて
一生懸命に作り話をして、
しんじさせて偽薬を出しても
しっかり薬局で説明をしていくれるので
バレバレになってしまう。

皆さん、気を付けてくださいというか
我々の努力を汲んで
だまされてください。