医薬業界も今は、、、

医薬業界には
医薬業界にMRという
職業がある。
Medical representation
製薬会社の社員で
かたい言い方でいえば
製薬会社の薬の
情報提供をする人のことを
いう。

私が若いころはプロパー
これはpropagandaの約で
宣伝する人
つまりは
薬のセールスマンである。

この職業
いまや消えゆく運命にある。

今のお寒い医療環境の中で
病院も苦しいが
製薬会社も苦しい。
早くいえば
リストラの嵐である。


年功序列の終身雇用
これが、日本の会社、社会の
やってきたことである。
それが、今や消え去ってしまっているのである。


昔、大学病院で働いていたころ
若いころは給料もでないで
勉強、修行のつもりで
働いていたが、
その中で、
医療の補助の人で
長く勤めている人の一人で
全く、仕事がいい加減な人間がいて、
結局、いろいろな部署に
回っていて、
最終的に
一番、仕事として、
患者さんの生命に直接かかわりのない
仕事場に落ち着いていたのだが、

聞くところによると
長年、働いているもので
給料だけは
教授並みにいいらしく
皆からやっかいがられるやら
やっかみがられるやら。。。。

これが、年功序列の
終身雇用の最悪のケースだが

一方で、能力給というのは
若いものの言えること。
若いうちは体力もあり、
頑張れば、
営業成績も上がるだろうが、
いづれは、それも
年と共に消えてゆくもの。
能力がなくなれば
お払い箱、

また、派遣社員が増えているが、
逆にいえば、会社が守る
必要性のない人員が
増えているのだ。

なにごとも
できるやつはいいが
できない奴は、、、、
(能力の偏差値が高いやつなんて
一握りなのだから)

昔、がんばったので
年をとってもそれなりの
給料をもらって
定年までゆったりと
仕事する方式も
日本らしくていいじゃないかと
いう気もしないではない。

第一、 日本の高度成長は
そういう風な社会で
成し遂げてきたという実績がある。

日本の成長がとまったから
欧米式の会社運営にかわったのか
会社運営がかわったから
成長がとまったのかは
わからないが、
決していい方向には向いていない
様な気もしないではない。

以前、いった様に
医者の世界も
医局という巨大組織で
日本の医学を支えてきたものが
医局の崩壊とともに
日本の医療が破壊してる
現実もある。。。。

どちらがいいかはわからないが、
じじいには
日本の成長を支えてきた
年功序列や
医局の時代が
懐かしい。