テレビの番3

先週、ルマン24時間レースがあった。
ルマン24時間レースといえば
昔、スティーブマックイーンの映画が有名であるが、
結構、自動車レースが好きで
F1やルマンのレースをテレビで
見ていたのだが、

BSを含め、
どこを探してももう無料で
中継をやっていないのである。

今や、いずれも
有料コンテンツでなければ
観れなくなってしまった。
さすがに、金を払ってまで
観ようと思わない。。。。。

最近は、ボクシングなんかも
地上波でしなくなってきている。
主催者側は、有料コンテンツに
放映権を売った方が
収入がいいものだから
最近は、なんでもかんでも
有料で放映する様になっている。

つまり、今、現在は、
趣向が多様化して
コアなファンが金をはらって
それを観る時代になったのである。

だがしかし、
長期的に見れば、
おそらく、今後は私の様な
中途半端なファンが
減少して、そのコアな方面の
興味が薄れ去ってしまう様な気がする。

主催者にとっては、明日でなく、
今、儲かればいいと考えているに違いない。

大谷翔平選手の試合は
いま、何とか、NHKが放映しているが、
もし、これらの試合が
有料コンテンツだけになったら
昨年のWBCの試合が
有料コンテンツだけ放映していたら
大谷フィーバーなど起こっていないだろう。

もうすぐパリオリンピックであるが、
オリンピックも放映権料が
うなぎ上りで、今後有料コンテンツだけが
放映する様になるかもしれない。

そうなるといずれ
オリンピック自体の存在が
人々の興味から消失してしまうだろう。。。

それぞれの世界で生きている
人々は、決して、コアなファンだけに
観てほしいとは思っていないだろうし、
今後、そのジャンルが
世の中から忘れ去られることは望んで
いないだろう。。。。

この現代というのは
主催者側の商業主義と
その中で生きる人間の格差をどんどん広げて
行っている様なきがするのだが、、、、


このままでは
多様性の時代である現代は
稀薄性の未来になるのではないかと
危惧するのである。。。。

と、ルマンが見れなかった
淋しさで、
世の中に
八つ当たりするのであった。