アカデミー賞がなんだか変

もちろん日本でも
そうなのであるが、
海の向こうではさらに
人種差別やジェンダーの問題は
著しいものがある。

そういう事の影響が
最近は色濃くでていて、
映画業界が以前に比べて
落ち込んでゆく中、
アカデミー賞はなにか
おかしくなっている様な気もしないではない。

アカデミー賞は、
以前より、選考委員のほとんどが
白人であるという理由で、
以前より有色人種に対する
受賞が少ないという批判にさらされていた。


元々、ハリウッドは
ユダヤ人支配が強く、
白人の中でもユダヤ人の監督
スタッフ、俳優が多い世界
だったのだが、。。。。

とにかく、先ずは、黒人が
賞に選ばれないということで、
セレモニーに黒人を多く起用したり

また、近年は、
???とおもわれる
黒人俳優が賞をもらうことが
あったりしたのだが、

それと同時にアジア系の映画人への
受賞が少ないという批判がでて、

2019年には韓国映画のパラサイトが作品賞を
受賞したり、
2021年には、日本映画のドライブマイカーが
ノミネートされたり、監督賞をもらったり
そして今年の作品賞は、エブエブ
主演女優賞はミシェル、ヨーと
(中華系)
と、賞の発表前から
非白人系の映画として
受賞が有力視されていた
作品と女優が受賞した。

ちなみに、男優賞はブレンダン。フレイザー
(色々騒動があってしばらくハリウッドから
遠ざかっていた白人俳優)
が受賞した。
これも、いろいろあって受賞が
有力視されていた。

この直前にあった
イギリスのアカデミー賞が
白人ばかりだったので、
かなり批判されていたので
この結果が予想通りだったのだ。


これは、なにかがおかしい
賞の在り方が、平等という名のもとに
不平等になってきている様な
気がしてならない。

白人系の映画が圧倒的に多いハリウッドで
非常に奇妙な現象が起こっている。

このアカデミー賞では、
毎年、賞の後半で、
この1年間になくなった
映画人の紹介の
インメモリアムという
10分ほどのコーナー
があるのだが、
以前は、俳優と有名映画監督が
中心で、見ごたえがあって
あーこの人が無くなったのか、、、なんて
感動していたのだが、

これも撮影者、編集者、美術等からの
批判がでて、

今では、コーナーは
他の映画関係者(私もよく知らない)
が中心で、さらにこれも有色人種を
特に強調して出すものだから
だれがだれだかわからない上に
出てくる人たちの人数が増えて
感動がなくなってしまった。


おそらくこのままでは
アカデミー賞自体の存在意義
というか威厳自体が
映画産業とともに消滅してしまい
そうな気がする。

さすが、多くの人種が集い、
一応、自由ということを前面に出す国である。
それが、何かを失いかけている。

今の日本の政治もそうであるが、
今のネット時代、世間の批判は、
特に、辛辣な批判や
よく考えると
根本をまちがえている批判は、
まかり通り、
それにおびえながら
物事がすすんでいる。

まるで、
自分の行動に自信のない小さな子供が
周囲の意見に翻弄されて
行動している見たい。。。。。