今回は真面目に子宮頸がんワクチンについて

今、日本は大慌てで
子宮頸がんワクチンを促進している。

子宮頸がんは、比較的若年で発症することもあり
きわめて厄介な病気の一つである。

その発症のリスクとして
ヒトパピローマウイルスの感染が一番に
考えられており(以後HPV)、
これを発見した人はノーベル賞までもらっている

2001年にこれを
強力に阻止できるワクチンが開発され
それから、先進国を中心に定期摂取が
始まった。

ワクチン接種の効果は
どんどん現れており、
子宮頸がんの発生率が
徐々に低下しているというのが
現状である。

日本でも2011年より公費負担で
摂取が始まったのだが
その後に問題になった
機能性身体症状といわれる
疼痛や自律神経系の症状が問題となり
一機に接種数が減少した。

他の先進国では、副反応は
自然発生数と変わらないという
データをすぐ提供し
(ワクチンを打ってないひとでも
出現する人口比率がかわらない)

そのままワクチンを施行したおかげで
子宮頸がんの発生率が減少を続けている。

それに反し、発病数が増加している国、
特に
先進国といわれる国では
日本ぐらいである。

4月から
9価ワクチンというのが
使用可能になっているが
結構、優れものである。

価というのは、
種類の話で、
例えば今使用している
インフルエンザワクチンは
4価で、4種類のインフルエンザに
対応したワクチンである。

現在HPVの中で
人に発がん性を持つものには
16種類あるといわれているが、
以前は2価ワクチンをつかっていて
それからこれまでは4価ワクチン
さらに4月からは9価ワクチンが使用される。

このHPV(ヒトパピローマウイルス)は、
子宮頸がんだけではなく、肛門癌、咽頭がんや
陰茎がんの原因にもなるといわれており
9価ワクチンは男性の適応もある
(日本では自費であるが)
また、9価ワクチンが普及すると
集団効果でかなりの抑制力がでるのは
確実で、海外のデーターも出始めている。

日本人は、民族的に
非常に神経質なところがあり
(こわがり?)
ワクチンに対するアレルギーが強い。

また、最近は、根拠のない
都市伝説をすぐ信じてしまい、
真実の声が埋もれてしまう。という
非常に-な国民でもある。

しかし、そのおかげで、このワクチンだけでなく、
ワクチン開発にも遅れをとって
結局、今回のコロナウイルスの
ワクチンも何兆円もはらって
ワクチンを外国から購入してしまった。

今後もっと恐ろしい
鳥インフルエンザに備えなければならないのに
この国民性のおかげで、
ワクチン開発、製造の
備えはできそうもない。

NNNNNN????

ただし、1つだけ、
このウイルスは、性交で拡大されるので
性交渉開始前、感染前でなければ
効果がほとんど認められない。
残念ながら、。。。。

しかし、大事な若い命を守るには
かなり有効なワクチンと
私は考えております。