ああ、大変だった。2

先週のつづきで、、、、、
そんな大変なコロナ騒動の中で、

やはり、高齢者といえども
目の前でなくなると
それはきついものである。。。

私、医者としてはいろいろ
なことをして来た方なので、
患者さんの死は
いやというほど見てきた。

しかし、何人看取ってきたといえども
自分が見てきた患者さんの
死は、いやなものである。

自分の目の前で手から
一人の命がこぼれ落ちる様で
なんともいえない虚無感におそわれる。

政治家や評論家がなんと言い訳しようとも
どんな言い分があろうとも
“ 高齢者を守りながら社会を回す ”
なんてきれいごとをいえばいうほど
腹が立つ。

どんなに、われわれが頑張ろうとも
感染がふえれば
結局、高齢者の感染は増える一方で
現場で診ていない者の言いぐさとしか
思えないのである。

”高齢者や弱った人はきりすてて
これからの経済、これからの人を守りましょう!“
といえば納得するかな??


直接の現場にたずさわっている者と
その他の者の感覚の差は開く一方。

高齢のハイリスクの患者には
抗体といういわゆる治療薬を使うのだが、
国と薬品会社が管理しているものだから
現場で朝10時までに頼んだら
その日に届いて使用することができるのだが
それをすぎたら15時までにたのむと
次の日に届く。

しかし、問題は、土日。
なんと金曜の15時を過ぎると
薬が届くのは月曜日になるのだ!

はやく使えば使うほど効果がある
薬がなんと48時間以上届かないのである。
(現物が近くにあるのに)
理不尽!!(お国が決めたことだと一点張りで)
(今回実は、土曜日の朝たのんだ薬が届かない
ので、会社におねがいして、((正確には
無茶苦茶文句をいって))その日にとどけさせたのだが)
現場でも直接かかわりのない
人達はこんなもの。



今回、前回話した様に、一旦回復した
人が急変した
そのとき
観察期間が過ぎた直後の人なので
感染者扱いになるので、
保険所に連絡して入院先をさがしてもらったのだが、
一旦は、観察期間が過ぎたので
決まり事なので、
こちらで探してくれとのことだったのだが
(土曜日の夜で時間的にも最悪!)
それから、やはり動議的に
探してくれて
救急車を手配してくれた。

救急車が同着したとき
いよいよ状態が悪化して
もう移動できない状態にまでなったのだが

いつもは(いつもは冷たい?)救急隊が
移せる様になるまで待ちます
と言ってくれた。

私もナースも
必死で処置をしていたので
自分への感染はまぬがれないと
思っていた
(結局かからなかったが)

この2週間というもの
感染者を診ていた
介護者も何人も感染した。
(普通の患者さん以上に、
認知症の人を診るには
致し方ないとおもう)

ここまで、現場は大変だし
どうしてもこういう事があると
現場はいつまでも緊張が続いている。
(まったく、もう、意に関していない
施設や病院もあるけれども。。。。。。。(# ゚Д゚)
そういう所ほど周囲にわからない。。。。(;^ω^)

職員には行動制限をいまだに
強いているのだが、
やはり人の死に接すると。
インフルエンザでも
5類になっても
緩めるわけにはいかないと

私は、思うのです。。。。。
(まじめすぎ??)