昔はよかった。。。。。。??

昔のことを懐かしくおもったり
いろいろ昔のことを回顧することが、
悪いことで、今を大切に
するということが
正しく、それがスマートという
風潮があるが、

今の自分は、過去の上に成り立っているのだし
決して昔をなくして
生きてはいけないのだから
昔を回顧することは決して
悪いことではないと思っている

しかし、故意に昔をおもいだすと
悪いことしか頭に浮かばないのだが。。。。。。

それにしても、いい思い出は、
とても、いいものとして
記憶に残っている。

昔、八神純子の曲に
“思い出は美しすぎて”という
曲があったのだが、
それなりの理由がある。


私、最近、寒いせいか、歳をとったせいか
はわからないが、
よく、夢を見る。

人間は、寝ている間に
記憶の整理をしている様で、
この小さな頭で全てを記憶させることは
不可能なので、
寝ている間に
コンピューターでいえば
記憶の圧縮をしている様だ。

よって夢の中の出来事は、
よく考えるとその日の出来事や
その日に見たものが出てくるはずだ。

一時的な記憶は、海馬という所で
固定されずに残っているのだが
それを夜間にタンパク質に変えて
長期保存しているという話だ。

そこで記憶を圧縮して
出来事を簡略化して固定させる。

そこで人間の生存の本能で、
いいところをかいつまんで
覚えさせるから、
いいことはよりよく記憶させているきらいがある。

旅行に行って綺麗な風景を見たことは
強くおぼえていて
その時の旅程がきつかったことは
軽く覚えさせていることが
多い。

だから
”思い出は美しすぎて“になってしまう。

しかし、下手をすると
悪い思い出はより悪く覚えこんでしまう。
PTSD(心的外傷性ストレス障害)
になってしまうことさえある。


一旦固定されると
いつまでも記憶は残っているもので
外来で、診察をしていたら
高齢者の人が
毎回同じ話
“あの時はよかった”とか
“あの時は苦労した”とか
(それもう5回目)
“戦後の食糧難の時に生き抜いたから
食料難がきてもなんでも食べて大丈夫“とか
“昔はわしは、陸上の選手だったから
〇〇しようと思えば今でもできる“
なんてゆう話をよく聞く。
(むりむり!!)

そうならないにしよーーー
やばいか?