また、患者さんから
抗生剤の処方を求められることがよくあるので
あるが、
抗生剤というのはウイルスには効かないもので
(実は、炎症作用を抑える力があるものもあり
あながち効かないわけではないが、、、、)
特に、以前から抗生剤の耐性
(抗生剤が病原菌に対して利かなくなる)
が問題となっているので
出したくないのが病院側の気持ちなのだけれども
(ただし、高齢者で、肺炎に状態や
免疫力が落ちている人、
もうすでに細菌性の肺炎を起こしている
人や、最近性の中耳炎や
副鼻腔炎を起こしている人には必要)
抗生剤をださなければ、
がっかりして帰る人や、
極端な人は、機嫌を悪くして帰る人さえいる。
(抗生剤には致死的な副作用がでることも
あるのだが、、、、、、)

治療について
究極の話をすれば、

熱は、人間がウイルスを殺すために
出しているという考え方や、
咳は、痰を排泄するためにしている
行為であるという考え方。
さらに、鼻水や痰は病原菌を
排出するために出ているという考え方が
最近はつよく、症状をあまり
抑えることは決して早く治すことには
ならないという考え方が
主流である。
(下痢になった時に下痢止めを
使わなくなった様に)

とはいえ、じゃあ我々はなにをするか、
何もしていないかといいうと
症状の中に、悪化する要因をさがして
それを予防したり、
何か、他の病気が潜んでいないか
探ったり、
はたまた、早くなおすことと
症状を抑えることを
その個人個人にあわせて
天秤にかけて調節したり
している。