最近、白い巨塔の再放送を
見たのだが、

財前教授(唐沢寿明、古くは田宮二郎)と
里見助教授(江口洋介、古くは田村高廣、山本学)
を対照的に描いているのだが、

方や、名声を求め、人を押しのけて
生きて、患者の診る姿勢は、
仕事の一つとしての患者対応で、
政略結婚で、金を得て、
ギラギラと名声という欲を満たしてゆくタイプ

方や、仕事一環で、患者を人として大切にみて
一日中、土日もなく、病院や研究室に
いて、お金のことは二の次で
誠実に働く

この2人を対照的に描き、
里見助教授を理想的に描いているのであるが、

今の労働条件では、
決して里見助教授は生まれない。

そうでなくても
おりこうさんで、なんでもかんでも
てぎわよくいろいろこなせる
お医者さんはいいけれど、

私の様なばかで、しごとが
おそい医者は、
とてもじゃないが、
今の制度では十分な仕事ができない。