ベンハーの映画を見て、その4の1

寂しさを感じるのは医療だけでない。

同じことを今の社会にも感じるのである。
確かになにからなにまでスマートで便利になった。

いるものがあれば、店に出かけて店員と話さなくてもネッ
トですぐ品物が買える。
人と連絡しようとすると携帯やメールですぐつながる。
夜中でも、休みの日でもコンビニに行けば、一応のものが
手に入る。(ちょっと高いが)
新聞を取らなくてもネットでリアルタイムでニュースが見
れる。

素晴らしい。

年賀状を送らなくとも一斉メールで簡単に多数の人に新年
の挨拶ができる。(年賀状の売り上げはガタ落ちで、その
年賀状さえネットですぐ注文できて、プリントゴッコはも
う昔の話で製造終了している。)
本を買わないで電子媒体で見るようになってきて、本や雑
誌の売り上げが格段に落ちてきている。
音楽は、CD(私の時代はレコード)を買わずにダウンロー
ドして聞いている。(昔は、聞きたい曲があったら、音楽番
組を見てテレビのスピーカーから流れる音楽を声を潜めて
直接マイクで取っていた時代さえもあった。)
それどころか、重たいウォークマンを腰につけなくても今は
それ自体を耳にイヤホンの様にかけられる。
音は、レコードの時代より格段に素晴らしい。

手軽。

かさばり重い英語や国語の辞書を鞄にいれて学校に持って
いかなくても電子辞書一つをひょいとポケットにいれれば
いい。

スマート。

最近は、医学の講演会も人を遠くから呼んで行うのではな
く、ウェブで全国一斉に行われることが多くなってきた。
学会の雑誌も電子媒体で送られてくる様になった。

経済的


なにもかもが、スマートで手軽で素晴らしい。

でも、、、、、、、、つづく