こんにちは。
医師の木村といいます。
岡田院長→大山副院長とつながれてきたこのブログで、
とうとう私の順番が廻ってきました(笑)
どのような内容が良いのか?
いろいろと考えをめぐらせましたが、
やはり近年避けては通れない「高齢化、認知症」について、
私なりの考えを記してみようと思います。
最近、医療の進歩にともない表題にある「軽度認知症」という言葉が多く使われています。
これは、“もの忘れ、年相応とみるには様子がおかしく、かといって、認知症というほどひどくはなく、日常生活を送っている”といったところでしょうか。
つまり、「健康な状態と認知症の間の段階と考えてください。」とよく言われています。
軽度認知障害の方が、将来認知症になる確率は様々な数字が言われていますが、3割~5割という数字も出ています。
いずれにしても、早期診断で軽度認知障害とわかれば、将来認知症へ移行するのを防げたり、遅らせたりすることができると見解は一致しています。
そのため、少しでもおかしいと思ったら早めの専門外来の受診をお奨めします。
対処法として、場合によって認知症の進行を遅らせる薬を使うこともありますが、ほとんどは食事・運動など生活習慣の見直しをアドバイスし、定期的に病状評価の受診を奨めています。

医師の木村といいます。
岡田院長→大山副院長とつながれてきたこのブログで、
とうとう私の順番が廻ってきました(笑)
どのような内容が良いのか?
いろいろと考えをめぐらせましたが、
やはり近年避けては通れない「高齢化、認知症」について、
私なりの考えを記してみようと思います。
最近、医療の進歩にともない表題にある「軽度認知症」という言葉が多く使われています。
これは、“もの忘れ、年相応とみるには様子がおかしく、かといって、認知症というほどひどくはなく、日常生活を送っている”といったところでしょうか。
つまり、「健康な状態と認知症の間の段階と考えてください。」とよく言われています。
軽度認知障害の方が、将来認知症になる確率は様々な数字が言われていますが、3割~5割という数字も出ています。
いずれにしても、早期診断で軽度認知障害とわかれば、将来認知症へ移行するのを防げたり、遅らせたりすることができると見解は一致しています。
そのため、少しでもおかしいと思ったら早めの専門外来の受診をお奨めします。
対処法として、場合によって認知症の進行を遅らせる薬を使うこともありますが、ほとんどは食事・運動など生活習慣の見直しをアドバイスし、定期的に病状評価の受診を奨めています。

皆さんこんにちは。
今回のブログは、8月3日土曜日に行われた当院としては初めての取り組み、院外セミナーの様子をレポートしたいと思います。
今年の10月に竣工する新棟へ向けて、「新たなスタートを切る年にしていきたい」。
そんな思いで、精神科病院としてだけでなく、本当の意味で地域に根ざすことができる病院を目指していくため、当院では毎月1回の公開セミナーを行うことにしました。
第1回目となる今回は、岡田院長を講師として、当院の成り立ちから現在に至るまでの経緯、現在の工事状況等の話のあと、最近世間を騒がしている「脱法ハーブ」にまで話題は広がっていきました。この時の様子の一部を、ホームページのトップページにあるバナー、YOU TUBEからもご覧いただけます。

このような催しを、毎月1回予定しております。
次回は9月13日金曜日、場所はJR鎌倉駅前にある「鎌倉生涯学習センター 第6集会室」にて、18:30~19:15の予定で行われます。
テーマは、
「超高齢化社会で生きる、私たちの心構え」
です。
急速に進む高齢化社会が叫ばれて久しい昨今。
家族・友人etc。私たちを取り巻く環境の中で、どのようなことを心がけていけば良いのか? この機会に、専門医と一緒に考える時間をつくってみませんか?
皆様のご来場ををお待ちしております。
今回のブログは、8月3日土曜日に行われた当院としては初めての取り組み、院外セミナーの様子をレポートしたいと思います。
今年の10月に竣工する新棟へ向けて、「新たなスタートを切る年にしていきたい」。
そんな思いで、精神科病院としてだけでなく、本当の意味で地域に根ざすことができる病院を目指していくため、当院では毎月1回の公開セミナーを行うことにしました。
第1回目となる今回は、岡田院長を講師として、当院の成り立ちから現在に至るまでの経緯、現在の工事状況等の話のあと、最近世間を騒がしている「脱法ハーブ」にまで話題は広がっていきました。この時の様子の一部を、ホームページのトップページにあるバナー、YOU TUBEからもご覧いただけます。
このような催しを、毎月1回予定しております。
次回は9月13日金曜日、場所はJR鎌倉駅前にある「鎌倉生涯学習センター 第6集会室」にて、18:30~19:15の予定で行われます。
テーマは、
「超高齢化社会で生きる、私たちの心構え」
です。
急速に進む高齢化社会が叫ばれて久しい昨今。
家族・友人etc。私たちを取り巻く環境の中で、どのようなことを心がけていけば良いのか? この機会に、専門医と一緒に考える時間をつくってみませんか?
皆様のご来場ををお待ちしております。
こんにちは、副院長の大山です。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。
