カテゴリー: 総合
投稿者: misawanomori
もう今年も残すところ1週間ちょっとです。
3月に開業し、気が付けば年末。暖冬ということもあり路面に雪もなく、年末の実感がわきません。
先日「社会不安障害」に関しての講演依頼があり、今日は原稿作りです。
依頼してきた方からこんな話がありました。「地域的に社会不安障害の方って多いのですか?」と。
「社会不安障害」(SAD:Social Anxiety Disorder)とは、社会的な場面で不安や恐怖を過大に感じてしまう病気のことです。
例えば
・スピーチするときに頭の中が真っ白になって、何を話しているかわからない。
・過度な緊張から逃れようとするために昇進を断ったり、続けたい仕事にもかかわらずやめてしまうこともある。
・人前で食事をとることが怖くて外食できない。
・人に見られていると字が書けなくなる。
・電話をかけると過剰に緊張してしまう。
など、「過度な不安」により円滑に社会生活を送れなくなる疾患です。
会社に属していない主婦の方であれば、子供の学校の懇談会で「何かしゃべらされるのではないか」と過剰に心配し懇談会を避ける。役所で手続きをする際「こちらにご記入ください」と、職員の目の前で住所や名前を書くことに過度な緊張を感じて文字が上手く書けなくなることも社会不安障害の症状です。また、学生さんだと、「授業で文章を読まされる」ことに恐怖を感じて、学校には行けるけれども「文章を読まされる可能性のある授業」には出られないなど。
状況によって不安を感じるので地域性はないと考えます。
このような症状で困ってる方は比較的多いです。
一方で、「気が小さい」「単なるあがり症」と周囲からの理解がなかなか得られません。ひどくなると「うつ病」に似た状態になることもあります。
原稿を書きながら、改めて感じます。
「精神科の病気・症状」は社会生活と密着していて、「気持ちの安定」を図ることが円滑に生活を送ることに必要だなと。
3月に開業し、気が付けば年末。暖冬ということもあり路面に雪もなく、年末の実感がわきません。
先日「社会不安障害」に関しての講演依頼があり、今日は原稿作りです。
依頼してきた方からこんな話がありました。「地域的に社会不安障害の方って多いのですか?」と。
「社会不安障害」(SAD:Social Anxiety Disorder)とは、社会的な場面で不安や恐怖を過大に感じてしまう病気のことです。
例えば
・スピーチするときに頭の中が真っ白になって、何を話しているかわからない。
・過度な緊張から逃れようとするために昇進を断ったり、続けたい仕事にもかかわらずやめてしまうこともある。
・人前で食事をとることが怖くて外食できない。
・人に見られていると字が書けなくなる。
・電話をかけると過剰に緊張してしまう。
など、「過度な不安」により円滑に社会生活を送れなくなる疾患です。
会社に属していない主婦の方であれば、子供の学校の懇談会で「何かしゃべらされるのではないか」と過剰に心配し懇談会を避ける。役所で手続きをする際「こちらにご記入ください」と、職員の目の前で住所や名前を書くことに過度な緊張を感じて文字が上手く書けなくなることも社会不安障害の症状です。また、学生さんだと、「授業で文章を読まされる」ことに恐怖を感じて、学校には行けるけれども「文章を読まされる可能性のある授業」には出られないなど。
状況によって不安を感じるので地域性はないと考えます。
このような症状で困ってる方は比較的多いです。
一方で、「気が小さい」「単なるあがり症」と周囲からの理解がなかなか得られません。ひどくなると「うつ病」に似た状態になることもあります。
原稿を書きながら、改めて感じます。
「精神科の病気・症状」は社会生活と密着していて、「気持ちの安定」を図ることが円滑に生活を送ることに必要だなと。
カテゴリー: 総合
投稿者: misawanomori
うつ病や統合失調症.全般性不安障害のような疾患は比較的「治療効果」を実感しやすいかもしれません。
・気分が穏やかになった
・幻聴が消えた
・眠れるようになった
など、薬物療法の結果をご自身やご家族が実感されると思います。
一方で、家庭や職場での人間関係から「うつ状態」「気分変動」を生じている場合や、様々な葛藤から不登校に至っている場合は薬物療法が主役にはなりえないと考えます。
薬物療法が功を奏する症状を訴え来院される方からは「早く受診すればよかった」と私としてもうれしくなるコメントが聞かれます。
環境調整を必要とする方、様々な葛藤から不登校・家庭内暴力などを呈して来院される方はなかなか思ったような治療効果を実感しにくいです。
当院を受診され、かかわり方や対処法などをともに考え、どうしたら状況の改善が得られるか一緒に考えていきます。時間をかけて小さな改善の積み重ねで少しづつ良くなっていけるよう治療を行っていかなくてはなりません。
でも、家族の立場で考えれば当然焦りは出るものです。はやく「良くなってほしい」と考えて受診されるわけですから。
薬物療法がメインになりにくい「状態・疾患」に関しては、「治療・かかわり」をあきらめないことが大切です。
つらいのはご本人です。でももっとつらいのはどうしたらよいか考え疲弊してしまってるご家族さんかもしれません。
治療の中で「来院している意味が分からなくなった」「何も変わってない気がする」と感じた時にはもう一度治療を振り返りましょう。今の状態を一緒に考えてみましょう。
「あきらめない」治療をともに行っていきましょう。
・気分が穏やかになった
・幻聴が消えた
・眠れるようになった
など、薬物療法の結果をご自身やご家族が実感されると思います。
一方で、家庭や職場での人間関係から「うつ状態」「気分変動」を生じている場合や、様々な葛藤から不登校に至っている場合は薬物療法が主役にはなりえないと考えます。
薬物療法が功を奏する症状を訴え来院される方からは「早く受診すればよかった」と私としてもうれしくなるコメントが聞かれます。
環境調整を必要とする方、様々な葛藤から不登校・家庭内暴力などを呈して来院される方はなかなか思ったような治療効果を実感しにくいです。
当院を受診され、かかわり方や対処法などをともに考え、どうしたら状況の改善が得られるか一緒に考えていきます。時間をかけて小さな改善の積み重ねで少しづつ良くなっていけるよう治療を行っていかなくてはなりません。
でも、家族の立場で考えれば当然焦りは出るものです。はやく「良くなってほしい」と考えて受診されるわけですから。
薬物療法がメインになりにくい「状態・疾患」に関しては、「治療・かかわり」をあきらめないことが大切です。
つらいのはご本人です。でももっとつらいのはどうしたらよいか考え疲弊してしまってるご家族さんかもしれません。
治療の中で「来院している意味が分からなくなった」「何も変わってない気がする」と感じた時にはもう一度治療を振り返りましょう。今の状態を一緒に考えてみましょう。
「あきらめない」治療をともに行っていきましょう。
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投稿者: misawanomori
ブログをはじめました。
ホームページの
・menu
・お知らせ
では伝えきれないタイムリーな話題や疾患に対する考え方、かかわり方などをブログより皆様に情報発信していきたいと思います。
また、個人情報には十分配慮した内容ですので気楽に読んでいただけると嬉しいです。
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