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July 2012 の投稿一覧です。
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投稿者: kogame
少しupが遅くなりましたが、先週は年に2回?開催される尾道市整形外科医会に出席しました。

尾道市の整形外科開業医、尾道市民病院、尾道総合病院の先生方が集まり症例を発表したり、講演を聞いたりする会です。
今回は特別講演として

「脊椎疾患の痛みについて」
広島大学病院 脊椎・脊髄外科 診療准教授  田中 信弘先生

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日常診療で役立つ基礎から治療まで幅広く講演されました。
当院でもよく行う神経根ブロック
有効率3~7割ぐらいですかね~
中には「よけい悪くなったわー」とおっしゃる患者様もいます。

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また神経障害性疼痛治療薬 リリカの話がでてきました。
最近はけっこう使用頻度が高いかもしれません。
データーをとってないためなんともいえませんが、頸椎症性神経根症の患者様にはよく効くような印象です。

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そのあとの懇親会で
日下先生から「准看で解剖学の授業たのむよ!」と依頼あり

「解剖学なんて骨・筋肉は分かりますがそれ以外はちんぷんかんぷんです」
とかわしましたがどーなることやら(泣)
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投稿者: kogame
昨日上記病院で勉強会あり、遠方ですが出席しました。

「慢性疼痛における診断と治療〜リリカの位置つ"け〜」
JR東京総合病院 名誉院長 花岡一雄 先生

神経障害性疼痛関連の講演が多いです。

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このデータは思ったよりリリカの効果はない?
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このVAS、花岡先生が作ったようです。

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よくテレビにもでられている先生でそれも尾道出身、福山付属卒業だそうです。尾道からも吉原先生、大田垣先生、久山先生、木曽先生などがいかれてました。
それにしても久山先生って勉強熱心で、毎回一番前でビデオ撮影し勉強されています。
この姿勢をみならわなければいけませんね。
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投稿者: kogame
Go-Ya and ひまわりがずいぶんと育ってきました。

1週間前

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本日

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小さなGo-Yaが一つできました!

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暑くて水が少し足りないのでしょうか?
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投稿者: kogame
梅雨もあけてこれからが夏本番です。

それにしても今日は暑かったですね。

来院していただいた患者様、暑い中ありがとうございました。

ちょっと写真でも見て妄想してみましょう。

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自分のお気に入りの写真がこれです。

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投稿者: kogame
福岡市民病院初の黒字、独法化でコスト削減進む

福岡市は17日、市民病院(博多区)の2011年度医業収支決算が、1989年の開院以来初めて黒字になったと発表した。

 経営主体が、市から地方独立行政法人に変わり、コスト削減が進めやすくなったほか、診療単価も上がったことが要因だとしている。

 市や同病院によると、市の一般会計からの繰入金を除いた11年度の医業収支決算は、収益が約48億8184万円で約9529万円の黒字となった。

 同病院は10年度、市直営から地方独立行政法人「福岡市立病院機構」の経営に移行。市直営だった頃に比べ、医師ら医療スタッフの増員や機材購入時の価格交渉がスムーズに行えるようになったという。

 医師や看護師ら職員を増やし、脳卒中などの高度医療が可能になった結果、11年度の手術件数は2619件と、09年度(1869件)と比べて40%増加。コスト削減効果に加え、患者の受け入れ態勢の充実が黒字につながったとみられる。


我々のたよりである尾道市立市民病院はどうなんでしょう??
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投稿者: kogame
日経メディカル2012年7月号「行政ウォッチ」(転載)より

以前から不正請求の存在が指摘されてきた柔道整復療養費。保険財政の悪化を受け、厚生労働省がその適正化に向けて動き出した。だが、問題の根幹をなす「受領委任払い制度」の見直しは難航が予想される。

 社会保障審議会の医療保険部会は今年5月、「柔道整復療養費検討専門委員会」の設置を決めた。目的は、2012年度の柔道整復療養費(施術の報酬額)の改定内容を議論するとともに、中長期的な視点で療養費のあり方を見直すというもの。柔道整復療養費は通常、診療報酬改定結果を踏まえて6月に決定されるが、今年は委員会での議論を反映して秋以降に決まる見込みだ。

 柔道整復療養費については、これまで再三、日本医師会などが不正請求事例の存在などを問題視し、療養費の仕組みの見直しを求めていた。だが、厚労省は有効な対策を打ち出してこなかった。今回、委員会を設置して対応に動き出した背景には、保険財政の逼迫にあえぐ保険者からの強い要請があった。ある健保組合の担当者は、「これまでは保険者側が大目に見ていた部分もあるが、療養費が伸び続けて看過できなくなってきた」と打ち明ける。

 厚労省の調べによると、柔道整復療養費は毎年増え続けており、04年度の3370億円から10年度には4075億円と、20%以上も増加した。伸び率は国民医療費を上回っており、その要因には柔道整復師の増加や不正請求の存在が挙げられる。

 柔道整復師の国家試験合格者数は02年には約1100人だったが、養成学校が増えたのに伴って急増し、現在は年5000人前後。施術所も増え、患者獲得に積極的にならざるを得ない背景があるようだ。とはいえ、既に増えた柔道整復師数の抑制は短期間では困難なため、同省は療養費の不正請求への対策を喫緊の課題としたわけだ。

会計検査院も「不適切」の判断
 不正請求の手口としては、施術部位や施術回数の水増し、保険適用外疾患の保険請求などがある。柔道整復療養費は治療部位の数に応じて上がり、例えば打撲・捻挫の「後療料」は1部位500円、2部位1000円、3部位以上1350円となっている。厚労省の調べでは、3部位以上での請求割合は全国平均で43.9%、最も高い大阪府では68.8%に上る(10年と11年の平均値)。ちなみに、日本臨床整形外科学会の09年の調査では、外傷患者の受傷部位は平均1.22部位であり、請求の不自然さを指摘する声は多い。

 また、柔道整復に保険が適用されるのは骨折、脱臼、打撲、捻挫などに限られるが、適用外である頭痛や慢性の腰痛などでも保険請求しているケースがあるという。さらに、施術回数の水増し行為も多数発覚している。このような実態は会計検査院の調査でも明らかになっており、1993年と2010年に厚労省に対して「請求内容に疑義があり、改善の必要がある」と指摘していた。

 不正請求の温床として槍玉に挙がるのが、「受領委任払い制度」の存在だ。これは、施術代金の保険給付分を、柔道整復師が審査支払機関を通さず保険者に直接請求する仕組み。この制度では診療報酬と異なり、請求内容に対するチェック機能が働かない。医療機関のレセプトに当たる「柔道整復療養費申請書」は保険者が直接受け取るが、「保険者では不正の発見や調査が難しく、人手にも限界があり、不正が見逃されてしまうのが実態だ」(前出の健保組合の担当者)という。

 冒頭の委員会ではまず、今年度の療養費改定内容として、多部位施術の療養費を引き下げるとともに、頻回や長期の施術が必要な理由を提示させる方向で議論を進める見込み。注目が集まるのは、その後に“本丸”の受領委任払い制度見直しにまで踏み込めるかどうか。柔道整復師関係団体の強い反発も予想され、議論は紛糾しそうだ。

上記記事は当然でしょう。
我々医師の患者様への啓蒙も必要です。
カテゴリー: 総合
投稿者: kogame
当院の緑のカーテン「Go-Ya」が育ってきました。

1週間前はこんな感じでしたが

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1週間でここまで育ちました。

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となりの「ひまわり」もすくすくと成長しています。

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日々の成長をみるのは楽しいものです。


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投稿者: kogame
論文捏造は172本 学会「世界最多」 元東邦大准教の論文不正

 元東邦大准教授の麻酔科医・藤井善隆医師(52)の論文に不正の疑いが持たれている問題で、日本麻酔科学会(森田潔理事長)は29日、藤井医師が執筆した論文212本のうち少なくとも172本にデータ捏造(ねつぞう)の不正があったとする調査結果を発表した。学会によると、不正が認定された論文数としては世界で過去最多という。【久野華代】

 調査対象は1991~2011年に国内外41の専門誌に発表され、藤井医師が著者に名を連ねた212本。このうち93年以降の172本については、投薬記録や生データが存在しないなど、実験が実際に行われたことが証明できないことから「捏造」と判断した。「捏造なし」は3本しかなく、いずれも別の研究者が筆頭著者を務めていた。残る37本は捏造の有無を判断できる十分な情報が得られなかった。

 藤井医師の論文を巡っては今年4月、国内外23の専門誌の編集長が、撤回済みの8本を含む193本に「捏造や改ざんの疑いがある」として、関係する大学や病院など7機関に調査を要請。複数機関にまたがることから、同学会が設置した調査特別委員会が調べていた。

 藤井医師への調査は3月と6月の2回実施。共著者36人にも面接または書面で調査した。藤井医師は論文の根拠となるデータの提出に応じない一方、「捏造はしていない」と反論しているという。

 論文の多くは、手術後に生じる吐き気を抑える薬の効果を動物や人間で調べたもの。対象者がいたはずの病院に残る過去の記録と、藤井医師の論文に登場する数を比べ、数が合わないものは「捏造」とみなした。ある論文では実際には59例しかなかった乳がん手術が700例に増えていた。

 学会はこの調査結果を専門誌側に報告する。捏造が認定された論文はすべて撤回される見込み。また藤井医師は公的研究費など440万円を受けており、それらと不正との関わりについて関係機関が今後調べる。

 約20年間も不正が見逃された原因について、29日記者会見した調査特別委員長の澄川耕二・長崎大教授は「周辺では(不正の)うわさがあったようだが、学会として告発を受け付けるシステムがなかった。今後は告発を受けて調査する態勢作りを進める」と述べた。藤井医師は東邦大から2月末付で諭旨退職処分を受けているが、学会内での処分は8月に決める。

 ◇昇進「人物より論文数」

 史上空前の論文不正の背景には、昇進や研究費が論文の数や掲載誌の格で変わる、研究界独特の慣習がある。さらに今回の不祥事は、意図的な不正を見抜けない学界の限界も露呈した。

 「昇進して教授を目指していたのではないか」。29日の会見で、調査特別委員長の澄川耕二・長崎大教授は捏造の動機をこう分析した。大学に勤める医師は教育・臨床に加えて研究も重要な業務で、論文はその結晶だ。

 ある麻酔科医は「教授選では多くの人が、その人物より論文が載った雑誌のインパクトファクター(IF、雑誌の影響力を示す数値)を基準にする」と語る。

 IFは値が高いほど「格上」とされる。藤井医師が論文を投稿していた専門誌のIFは5~3と「それなりに一流」(澄川教授)だった。だが200本以上の論文を量産しながら、藤井医師が教授になることはなかった。「一流誌に載れば周囲からほめられる。(藤井医師にとって論文投稿は)麻薬のようなものだったのでは」と語る関係者もいる。

 研究倫理に詳しい愛知淑徳大の山崎茂明教授(科学コミュニケーション)は「医学論文は社会に大きな影響を及ぼすのに、専門誌は悪意を持った不正をチェックするシステムになっていない。今回の問題では共著者にチェック役がいなかったことも問題だ」と指摘する。

 藤井医師の虚偽の「成果」がもたらす影響について澄川教授は「命に関わるような報告はないが、論文を信用してその通りに薬を投与する医師がいれば、副作用は起こりうる」と警告した。

 ◇なぜ見過ごされた? 40以上の雑誌使い分け

 藤井医師は不正論文のほとんどを一人で書いたとみられるが、著者には他大学の研究者や医師の名前が連なる。計55人に上る共著者の多くは、その事実を藤井医師から知らされておらず、結果的に不正に加担したことになった。

 学会は「論文で紹介している実験はとうてい一人でできるものではなく、複数の機関の複数の著者を入れることで、疑われた時に弁解ができるようにしたのだろう」と推測する。通常なら論文の表紙には著者全員の自筆サインが必要だが、藤井医師が偽造していた可能性もあるという。

 共著論文の多くに名前を連ねた藤井医師の上司について調査委は「関与しなかったとはいえ責任は重大だ」と指摘。上司は毎日新聞の取材に「話すことはない」と答えた。

 投稿先は、麻酔学だけでなく多分野の40以上の専門誌。投稿先を使い分け、一つの雑誌に投稿が集中し疑われることを避けたと見られる。

 「あたかも小説を書くごとく研究アイデアを机上で論文として作成した」。調査報告書はこう結論づけた。会見で澄川委員長は「想像をはるかに超える。研究者としての良心がまひしている」とうめいた。


わが母校でこんな事が...
麻酔をよくかけて頂いていたがこんな人だったとは残念です。
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投稿者: kogame
たまりにたまっている学会の抄録を読んでいると、パネル主題でこんな演題がありました。

「柔道整復師の適応外傷と実態」

接骨院・整骨院の療養支給申請書(柔整レセプト)に記されている負傷名は捻挫・挫傷がほとんどを占める。
2008年6月1日、柔道整復師の治療を受けた患者の2人に1人が3箇所以上のケガをしていたとして健康保険の請求が行われているという新聞報道があった。全国平均で、総レセプトの50.5%が3箇所以上の捻挫・挫傷であったという。実際、柔整審査の現場では、3箇所捻挫した80代の患者が月に28日通院したという不自然なレセプトがごく普通に見られる。一方、整形外科医を訪れる外傷患者の平均受傷部位数は1.22であり、3部位以上のケガは外傷患者の2.4%に過ぎない。50.5%と2.4%のギャップはなぜ生じるのか。接骨院・整骨院における「捻挫」や「挫傷」は、一般に理解されているものとはまったく違うと考えざるを得ない。柔道整復の世界の「捻挫」の特殊性を、実際の柔道整復師養成学校教科書に記載されている「亜急性の外力」の問題と共に考察する。


当院では今のところ理学療法士しかいませんが、柔道整復師を雇っている整形外科診療所はたくさんあります。セラピストの資格を獲得し、運動器リハビリテーション加算を算定するか、サービスで患者様に提供しているものと考えます。
この先生の言いたいのは、接骨院・整骨院などが嘘の病名をつけてレセプト請求はいかん!チェック機関が甘いし国もしっかりせい!でしょう。違うかな?
鍼灸は東洋医学であり自分も診療に取り入れてますよ。
また近くのO鍼灸院に勉強しに行こう。
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投稿者: kogame
2012年7月1日に東京で

「健康寿命講座2012」が開催され参加してきました。

これ何?かと言うと骨粗鬆症の治療薬の一つであるフォサマックの会社が主催の講演会なんですね。
先週も骨粗鬆症関連の講演会がありましたが、今後もっと高齢化社会が進み、転倒して骨折、手術といった流れを抑制したく、日本整形外科学会が推奨するロコモもそうだし、骨粗鬆症の治療もいま整形外科業界ではトピックスなんです。

まずは転倒時に手をまずつくかつかないかで手が折れるか、大腿骨近位部骨折となるか大きく違ってきます。
そこで手関節の骨折になったら骨折の治療だけでなく、次に転倒して骨が折れる事を防ぐために骨粗鬆症の治療をしましょうといった内容。

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医者側の啓蒙が足りない...耳が痛い

しかしこの前あった話ですが、ずれてる、骨のもろいタイプの手関節内骨折を接骨院で治す??といった患者様がおられ、もちろん手術をすすめましたがどうしても近所の接骨院でといった患者様がおられました。
まだ70歳代だったのに...残念です。

次はこんな感じで

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今回は骨粗鬆症の第1選択薬であるビスフォスフォネート製剤 フォサマックでしたが、この薬長期成績もあり実績のある薬です。

ただ逆流性食堂炎や歯科治療の時は注意が必要、大腿骨の非定型骨折など色々と副作用もわかってきました。

しかしビスフォスフォネート製剤を数ヶ月しか飲んでいないのに「大腿骨非定型骨折です」と患者様に説明したり、女性しか飲めないSERM製剤を男性に処方したりする医者がいるのも現状です。

我々は正しい知識を得て患者様に提供する事が重要だと感じる今日このごろです。