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26 October 2011 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: kogame
先日、尾道市立市民病院で連携パスの集まりがありました。

Twitterでも書きましたが平成18年はパス使用は30件であったのが平成22年は222件と約7倍となっています。

リハビリ病院パスも紹介されましたが、当院は病院ではなく有床診療所(17床)のためパスを中心にリハビリをすすめていません。個々にあったリハビリを提供しているため少しパスの利用法がかわってきます。

また当院への転院の場合、整形外科の患者様、内科の患者様を一度医師もしくは看護師が急性期病院に面談に行きます。当院での受け入れ可能かどうか、また現在のリハビリの進行状況がどうか把握しに面談に行くためアナログ的ですがパス上の情報はあまり見てないのかもしれません。

もっと当院のような診療所でも活用できるような、またせっかくあるクリテカルパスを活用していかなければならないと痛感しました。
カテゴリー: 総合
投稿者: kogame
先週末に「整形外科医のための神経障害性疼痛の診療」と題した講演会に参加しました。

痛みには、怪我や炎症など局所の障害によって起こる急性期の痛みである侵害受容器障害性疼痛と、神経が傷ついたり変性による慢性の痛みである末梢神経障害性疼痛、そして両者の混合性疼痛などがあります。

一般的に急性の痛みには、NSAIDsと言われる消炎鎮痛薬が用いられますが、慢性の痛みになってくるとNSAIDsが効かなくなり患者様は常に痛みを訴えられます。

その際には、抗うつ薬や抗てんかん薬なども有効といわれていますが最近ではプレガバリン(リリカ)を使用する場合があります。
効果ある患者様もあれば、効果が出る前に副作用(めまいなど)出現のため中止となる患者様もありNSAIDsのようにはいきません。

興味があったのは、術後遺残痛の患者様は
「手術をしたけど痛いんです」と訴え
しかし手術を行った医師は、
「手術はばっちりです。MRIでも十分に神経の圧迫はとれています。」
しかし患者様は
「でも痛くて仕方ありません...」

このようなケースをどうするか。
最近では「痛み外来」を行っている病院もありますがまだまだ普及はしていません。
まだ自分でも「痛み」に関して分からない部分が多く勉強していきたいと思います。