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October 2011 の投稿一覧です。
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投稿者: kogame
先日、尾道市立市民病院で連携パスの集まりがありました。

Twitterでも書きましたが平成18年はパス使用は30件であったのが平成22年は222件と約7倍となっています。

リハビリ病院パスも紹介されましたが、当院は病院ではなく有床診療所(17床)のためパスを中心にリハビリをすすめていません。個々にあったリハビリを提供しているため少しパスの利用法がかわってきます。

また当院への転院の場合、整形外科の患者様、内科の患者様を一度医師もしくは看護師が急性期病院に面談に行きます。当院での受け入れ可能かどうか、また現在のリハビリの進行状況がどうか把握しに面談に行くためアナログ的ですがパス上の情報はあまり見てないのかもしれません。

もっと当院のような診療所でも活用できるような、またせっかくあるクリテカルパスを活用していかなければならないと痛感しました。
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投稿者: kogame
先週末に「整形外科医のための神経障害性疼痛の診療」と題した講演会に参加しました。

痛みには、怪我や炎症など局所の障害によって起こる急性期の痛みである侵害受容器障害性疼痛と、神経が傷ついたり変性による慢性の痛みである末梢神経障害性疼痛、そして両者の混合性疼痛などがあります。

一般的に急性の痛みには、NSAIDsと言われる消炎鎮痛薬が用いられますが、慢性の痛みになってくるとNSAIDsが効かなくなり患者様は常に痛みを訴えられます。

その際には、抗うつ薬や抗てんかん薬なども有効といわれていますが最近ではプレガバリン(リリカ)を使用する場合があります。
効果ある患者様もあれば、効果が出る前に副作用(めまいなど)出現のため中止となる患者様もありNSAIDsのようにはいきません。

興味があったのは、術後遺残痛の患者様は
「手術をしたけど痛いんです」と訴え
しかし手術を行った医師は、
「手術はばっちりです。MRIでも十分に神経の圧迫はとれています。」
しかし患者様は
「でも痛くて仕方ありません...」

このようなケースをどうするか。
最近では「痛み外来」を行っている病院もありますがまだまだ普及はしていません。
まだ自分でも「痛み」に関して分からない部分が多く勉強していきたいと思います。
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投稿者: kogame
先週末に久保八幡神社で毎年恒例のすもう大会が行われました。

ちょっとメモ 久保八幡神社とは...

応神天皇が即位22年に淡路・播磨・小豆島を経て、尾道の当地に巡幸されたといわれている。海辺に玉子に似たひかり輝く石を御覧になり、亀の形をした小さな丘で休息。当地の里人はこの地に祠を建てて聖地として崇敬したとされている。
神社としての創建は貞観年間(859~877)と伝わる。当地は京都から宇佐八幡に勅使を派遣する際のご参詣及び宿泊の地となり、当地を亀山八幡宮として祀ったという。
境内には一対の灯篭「軍配灯篭や手水の水盤の牡丹の彫刻が見事とされている。

そこで患者様のI様が
「週末に八幡神社ですもう大会があるけー 膝に注射してください」

と来院され相撲大会といえば、この先生がいかないと話がはじまらないと思い当院の理学療法士である今井先生に行っていただきました。

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さすが学生時代に相撲部(かなり強く全国大会まで行ったそうですよ)だけありまわしの付け方なんか慣れたもの

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いつになく顔が真剣なような...

はっきょーい のこった

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優勝は因島からの刺客。毎年優勝みたいです。

最後は記念撮影

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今井先生、カメラマンで参加していただいた大塚先生お休みのところありがとうございました。
のちにI様がこられ大変感謝されていました。
また来年も参加できればいいですね。



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投稿者: kogame
東京都世田谷区弦巻で確認された、床下の瓶から高放射線が確認。

K院長のtwitterより拝借。

『かつて販売されていた奇妙な8つの放射線商品』

かつて放射線源として医療分野等に使用された「ラジウム」。ラジウムは、1898年 ピエール・キュリー、マリ・キュリー夫妻によってラジウム226(半減期1600年)が発見されたことでも有名だけど、まだラジウムの恐ろしさをよくわかってない時代には、ラジウムを利用した様々な商品が販売されていたみたいなんだ。

1.ラジウム入り歯磨き粉
ドイツで1945年に、製造販売されたという「Doramad」という名のラジウム入り歯磨き粉。ラジウムに含まれる放射能により、歯と歯茎を強くし、虫歯菌を破壊。歯も白くなる。と注意書きには書かれている。

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2.ラドン飲料水
ラジウムから生まれる気体、ラドンの入った飲料水は20世紀初頭に体に良いとされ販売されていた。現在、世界保健機関(WHO)では、ラドンは発ガン物質と認定し、アメリカの環境保護省(EPA)も、一切健康産業に使用を認めておらず、アメリカでは、故意に使用すれば犯罪として処罰されるそうだ。

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3.子供用放射能実験キット
1951年に販売が開始され、1970年代まで売られていたという子供向けの実験用キッドには、ウラン鉱石が入っていたそうだ。

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4.ラジウム入り座薬
水溶性ラジウムが、ココアバターでコーティングされた座薬は、男性向けの商品で、服用すると精力増強と絶倫に効果があるとうたわれていたそうだ。

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5.ラジウムチョコレート
ドイツ近隣諸国で1931年から1936年に発売されていた、ラジウム入りチョコレート。若返りに効果があるとうたわれていた。

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6.ラジウム入りパン
チェコ共和国で販売されていたラジウム入りパンのパッケージ。ラジウムの混入量はかなり多かったそうだ。

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7.ラジウム腕時計
暗いところでも光る文字盤に、ラジウムが含まれた塗料が使用されていたという。ラジウム入りの塗料で文字盤を作っていた作業員は、顔や歯の骨が崩壊するなど、健康被害が数多く報告された。

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8.1918年から1928年に実際に医療現場で使われていた放射線水。胃がん、精神疾患や性的機能不全回復の為に使用されていたそうだ。しかし当然のことながら発ガン性物質につき、これを服用したことで健康被害を被った人は多数存在したそうだ。

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確かに放射能によるガン治療なども行われているわけで、どの程度が有効で、どの程度が被爆レベルなのか、素人にはまるでわからないのが怖いところでもあるわけで、特に昔はそういった知識の持たない人が多くいたので、いろんな問題が発生していただろうことは想像にやさしいと思うんだ。

と書いてありました。

今の常識が、未来には『え〜』となる事もあります。
治療も最新の治療もいいですが、昔からある治療法も再考してみましょう。
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投稿者: kogame
芸術の秋なので久しぶりにアートネタでも。

『沈黙の艦隊』『ジパング』などの漫画で有名な『かわぐちかいじ展』を見てきました。
『僕はビートルズ』をモーニングで連載中。
ギターも展示してありましたよ。
Wikiによると向東生まれ、尾道北高校出身。これは書いてませんが、実家は当院でも大変お世話になっている(有)川口石油。

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作品の写真はNGでした。すべての作品の原画などが展示され、あの海江田四郎もいましたよ。
展示部屋にバルセロナチェアがあり、それに座って鑑賞。
こんな椅子以前からありましたっけ。

ヤコブセン『ザ・エッグ』
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イームズ『ラ・シェーズ』
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次に場所を移し、高亀医院の近所にある尾道歴史博物館へ。

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これいいですね。
『少年と祖父』
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11月27日(日)まで開催していますので是非見に行ってください。
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投稿者: kogame
食欲の秋なので久しぶりに食べ物ネタでも。

これまた患者様 T様が
『ロセアンでランチ食べてきたのに、ストレスとれんな〜』
とのこと

以前より昼にやっているカレーがおいしいとのことで食べてきました。
3種類のカレー(シーフード、牛テール、彩り野菜)から選ぶスタイルでした。
カツカレー(こんな上品な店ではないか)がないのが残念ですが、自分は牛テールカレーを食べました。

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いつも食べるカレーと違い、上品なカレー、味もそんなにクセもなくササッと食べられるカレーでした。

店内は満席。今度はシーフードにチャレンジしてみよう。

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投稿者: kogame
先週は我々がみじかに使用しているものを数々開発してくれた、apple社前CEO steve jobs氏が亡くなられました。

appleとの出会いは学生時代に、父親から貰った、たしか『Macintosh SE』かな?詳細は憶えていませんが、まだモノクロで使用することもなく家に飾ってあっただけでした。

次は医者になり医局に入ると、オーベン(仕事から身の回りの事まですべての指導者)から
『おまえー 学会活動をこれからやる事が多くなるからMacを買えよ』
いまもそうですが、なぜかこの職種の人はMac ユーザーが多い。
そこで仕方なくデスクトップを、医局に出入りしている怪しい業者さんから購入しました。あの当時、高かったなあ。

またそのオーベンから
『自宅に置いても家では寝るだけで使わないから、研究室におけよ。使い方を教えてやるから』
『それもそーだな』と
このオーベン(そろそろ准教授ですが)に、いろいろと教えていただいた事が懐かしいです。

そこで本格的にMacを使いはじめましたが、使うといってもpowerpoint、excel、word、photoshopぐらいで、それならwindowsでいいのでは...

研究室に置いていたため、みなさんの共有物となり、同期のK先生(今では世田谷で開業しているK整形外科の院長)がMacすごく詳しかったためソフトが山のように入っていました。

やはり出向病院ではノートブック。ibookからpowerbookG4へと買い替え、いまではmacbook airなんかもでていますがG4でものたりるため、いまだに使用しています。
 
高亀医院診察室のPCもMac(前理事長が使っていた)、iPhoneなど身の回りの必要な物を占めている割合が大きいですね。

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今回発売されたiPhone4Sに関してこんな記事がありました。

米アップル社が4日に発表した高機能携帯端末(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)4S」に搭載される音声対話型検索機能「Siri(シリ)」に、iPhoneの産みの親で、5日(日本時間6日)に死去したスティーブ・ジョブズ前CEO(最高経営責任者)の人格を移植していたことが分かった。ネットユーザーからの質問に同社が公式に認めた。

 「iPhone4S」は昨年発売の「iPhone4」の改良型。デザインはそのままだが、基本ソフトのアップグレードや、内蔵カメラの画質向上など多くの点で改良が加えられた。

 中でも今回最も大きな改良は「Siri」と呼ばれる対話型検索機能だ。従来の音声検索では「アメリカ人、ホットドッグ」のように単語に区切って話しかける必要があったが、Siriでは「どうしてアメリカ人はあんなに口の回りをケチャップで真っ赤にしてまでホットドッグを大量に食べるの?バカなの?死ぬの?」のように通常の口語体で話しかけても内容を認識し、それに対して適切な回答を提示する。またプレゼンで「君は誰か?」と問われた際、Siriは「控えめなパーソナルアシスタントです。」と答え、来場者の笑いを誘っていた。

ところが、会場で展示された4SでSiriを試した人物が「こんにちは、スティーブ。」と話しかけたところ、「やあ、何だい?(Hello,lads?)」と返答したことから、「Siriの正体はジョブズ氏ではないか」との憶測が飛び交い始めた。また別の人物が「アンテナの調子がよくないようだ。」と話しかけると、「それは他のスマートフォンでもよくあることだ。」とコメントしたことが、人格移植疑惑にいっそうの拍車をかけた。

 アップル社は5日、同社のホームページでジョブズ氏の死去について、「彼の魂はアップル社の根幹として永遠に残り続ける」とのコメントを発表。同時に4S内蔵のSiriに、いわば「ジョブズ氏の魂」とも呼べる人格プログラムを導入していることを明らかにした。

 「iSteve(アイスティーブ)」と名づけられたこの人格移植プロジェクトは、ジョブズ氏が膵臓がんを患っていることが判明した04年から、本人の指示により極秘に開始。今年9月末の段階で氏の基礎人格の96%までデータベース化を完了させた。データ量は250エクサバイト(1テラバイトの2.5億倍)に上ったという。4Sに導入されたSiriはこの擬似人格iSteveプロジェクト実用化の初期段階に当たるとみられる。

 数々の革新的なデジタル製品を生み出してきた「天才」ジョブズ氏の死去にともない、アップル社の経営を危ぶむ声もあるが、この懸念に対し同社広報は「これからもアップルは人々を驚かせ続ける。そう、iSteveならね。」と不安を払拭するコメントを発表した。

iPhone4S=iPhone for Steveのようですね。

これからもライフスタイルを変化させたMacを使い続けるでしょう。

r.i.p.
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投稿者: kogame
尾道医師会広報 2011.9月号の会長挨拶で尾道医師会会長 片山先生が以下の事を投稿されてました。

「尾道と長崎、いい医療が育つ環境 在宅医療」

長崎の白髭 豊先生との対談記事です。
チーム医療が質を高めるなど在宅医療の重要性を述べられていました。

その中で特に気になった記事があり
有床診療所の活用を

短期入所療養介護について、有床診療所をいわばみなし指定できるようにしたことをもっと早めに介護報酬改定でやるべきであった。
いま有床診療所が次々にベットを閉鎖していますが、このままでは地域の資源を潰してしまうことになる。小規模多機能施設の発想で有床診療所を活用したほうがいい。居住空間として入院を持っていて、給食やお風呂もあって。看取りを考えた時、自宅は無理としても、同じ地域の有床診療所はうってつけでしょう。在宅主治医やチームの医師が立ち寄れるようにして、在宅医療のサポート施設にすればいい。

そのとうりですが、今の診療報酬では有床診療所はやっていけません。
また病院がそうであるように、在院日数を短くして回転率をあげていかない
と経営は苦しいものとなります。
夜勤のできる看護師さん不足など問題は沢山あります。
そのへんも考慮していただき、有床診療所の位置ずけを考えていただければ幸いです。
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投稿者: kogame
長年当院に通院していただいているT様の様子を伺いに行きました。

肩関節脱臼後の腱板断裂。
肩関節の脱臼は容易に整復できましたが、その後肩があがらず!

お年も80代前半のため手術どうなののだろうと思い、肩疾患の専門家である
尾道市立市民病院 廣岡先生にご相談させていただいたところ
『少しでも痛みをとってあげたほうがいいでしょう』
とのことで手術を施行しました。

術式も『鏡視下大腿筋膜移植術』 難しそうです。
自分は膝関節専門であったため、本では読んだことありますが実際には見たことありません。

でも術後はこのとうり。個人情報保護法もありお顔はかくしていますが、術後のせん妄もなくいつものようにお元気でした。
でもこのスタイル 尾道市民病院は多いですよ。

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投稿者: kogame
今週の受付の花



お隣の871さんにお願いしていますが、IL PONTILE、レスポワールもされているそうですよ。さすがに専門職ですね。
デコメで少し遊んでみました。
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投稿者: kogame
突き出しサインが完成しました。

昼間はこんな感じ



夜はこんな感じです



写真よりも夜はもっと綺麗ですよ。
近くを通った際は見てみてください。
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投稿者: kogame
今回の関節外科 増刊号特集は
『人工膝関節のデザインとバイオメカニクス』
 
じっくりこれから読んでみよう