骨粗鬆症の治療において、ビスフォスフォネート製剤(ボナロン、フォサマック、アクトネル、ベネットなど)と選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)はともに第1選択薬として認知されています。

骨密度を測定し、YAM70%以下であればBP製剤を第1選択として使用していますが(もちろんリスクのある患者様にはだしませんよ)、副作用など出現の場合はSERM製剤を使用(女性にだけですよ、男性にだされている先生もいましたが・・・)しています。

ちょっとSERMのお話を
今まではSERMでもラロキシフェン(エビスタ)1剤でしたが、以前にも御紹介したバゼドキシフェン(ビビアント)が使用可能となりました。
SERMって何?、骨代謝や脂質代謝にはエストロゲン作用を、子宮や乳房組織に対しては抗エストロゲン作用を示す物質の総称で、骨強度や脂質代謝は改善し乳癌由来細胞の増殖も抑制する作用があります。
女性にはとても魅力的に聞こえますが、副作用が出現する場合もあります。

そのあたりは患者様一人一人で対応していきますのでもしかして骨粗鬆症?と心配の方はご相談ください。