出身母校の先輩であるクリニックのBLOGより。
さすが良い事を書かれているので紹介させていただきます。

以下がそれです。

みんなにお話ししておきたい事があります。

こんな事を、社会人の君達に話すべきかどうか悩んだのですが

僕の考えは、アクアメディカルクリニックの考えとして聞いてほしいと思います。

親子ほど年が離れている僕には

社会人としての当たり前の常識を 会社の長として

伝えていかなくてはならない義務があります。

こんな小さい零細企業でも です。


朝はおはようございます、仕事が終わればお疲れ様

人に会えばこんにちは、初対面の人には私はまるまると申します。

我々は日本人です。

ご飯を食べる時にはいただきます、ご馳走になればご馳走様でした 
は、社会人云々ではなく、人として当たり前の行動だという事は小学生でもわかります。

そんな当たり前の事ですが、中には出来ない人がいます。

それは知らない、わからないのではなく、気が付かない、そんな事には重きを置かない

もしくは価値観として持ち合わせていないのかも知れません。


仕事が出来る人がいるとします。

その人は やる事やってればいいだろう

同僚の1.5倍の成果を出しているのだからなんの文句がある

自分はそこで勝負しているのだから他の事でとやかく言われる筋合いはない。

といった考えを持ち合わせた人でした。


こういう人に凄く共感を持つ人もいるでしょう。

ウチの上司は腰抜けだから付き合いきれない

いちいち小さい事に口うるさいんだと

同じ職場にいなくても、気の合う友人に愚痴をこぼしてるかもしれません。


私達の仕事は言い方は悪いかもしれませんが客商売です。

患者さんがいらしてくれなければ、お給料も払えなければ、家族を養う事も出来ません。


こういう人の考えは、確実に仕事に現れます。

面倒であると感じる患者さんには冷たく

動きがゆっくりな患者さんにはイライラし

耳が不自由な患者さんには 相手が嫌がるほど大きな声で話しかけたりします。



そういう行動は

1)どれだけ生き生きとした生活をサポート出来るか

2)どれだけ人間らしい健康な毎日を送り、「幸福」を感じてもらえる様なサポートが出来るか

3)様々な時流の変化に対応し、どれだけ患者さんのニーズに応えられるか

4)その中でそれぞれにあった適切な指導や治療をどれだけ提供できるか

というアクアメディカルクリニックの理念に反します。



先日の××ちゃんのお別れ会は

今度結婚される旦那さんもご招待した時点でお別れ会ではなく

参加してくれたMRさんと

かえで薬局と

アクアメディカルクリニック

そして君たちが主催した二人の結婚を祝福する会に変更になっているのです。



これだけみんなに愛されていた主役の彼女は

盛大に、本当に心からみんなに祝福されました。



だから、彼女はすぐに、みんなにありがとうのメッセージを届けるべきだったのです。

こんな胸が苦しくなる事は本当はお話ししたくはありませんでした。


そんな事はわかっている

なんて小さい奴だ、面倒臭い奴だ

別に頼んで飲み会やってもらっているわけではない、と思われても構いません。


飲み会の場では実に頼りない上司ですので

いつも最後は締まりのないグタグタの会になってしまって申し訳ありません。


このご時世、言葉で言うことが恥ずかしい

また、難しいなら、手紙でも、メールでもいいと思います。

でも、そんな事をメールでしか伝えることの出来ない

堅苦しい、居心地の悪い職場には 私はしたくありません。



この間はごちそうさまでした。

チョット料理少ないし、美味しくなかったですねぇ。

今度は焼き肉でお願いします!

と言葉で伝えてくれる方が何千倍もうれしいのです。


私はまだまだ出来の悪い半人前の人間です。

それでも彼女には これから旦那さんを支えて 一緒に連れ添っていく伴侶として

旦那さんがみんなに自慢できる伴侶として

もっともっと話しておきたいこともありました。



もう一度言います。

朝はおはようございます、仕事が終わればお疲れ様

人に会えばこんにちは、お別れの時はさようなら

ご飯を食べるときはいただきます、ご馳走になればご馳走様は 当たり前の事です。


君たちには、そんな当たり前の事を 当たり前に出来る人になってほしいと思っています。


自分はそつがない、抜かりはないはずであると 考えている人がいるとすれば

その人は大きな勘違いをしています。

積極的に前に出て、アピールしていく人ほど へし折られるのを覚悟しなくてはなりません。

しかし、それを恐れて縮こまっていたのでは、人に認められないのです。



こんな偉そうな事を言うのは、人生の先輩としてはもちろんですが

当たり前の事を、当たり前に出来るようになっているはずの君たちがもし取り返しの付かない失敗をしたとしても

私は地べたをなめてでも その相手の方に土下座して謝れる覚悟があるからです。

その気持ちをわかってください。

これが、私から みんなに伝えたかった事です。