いやあ、暑いですねえ・・・。 

寒いのも嫌ですが、暑苦しいのはもっと堪えますよね・・・。

寒ければ、服を重ね着すれば何とかなりますが、暑いのは裸になるしかありませんから・・・。



さて、先月のリトルフィート特集はかなりのインパクトがあったようでして、多くの方から問い合わせ?がありました。

中でも凄かったのは、「せんせー、ネオンパークの絵がお好きなんですか?」と声をかけてくださった女性の方でした。

いやあ、リトルフィートをご存知だけでも稀有なのに、ネオンパークの事までご存知とは・・・。

「今度はあのザッパのやつもお願いします!」なんて言われてしまいました・・・。


という訳で、今回もネオンパーク画伯の素晴らしい傑作イラストを飾ってみました。



先ずは玄関先です。    



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1979年に発表された、ローウェルの居た、オリジナルフィートとしてのラストスタジオアルバム、 「Down on the farm」です。


ネオンパークお気に入りの、妖艶なアヒル(ガチョウ?)がプールサイドで寛いでいます。   実にいかしたイラストですよね。


私は再結成フィートは一応聴きましたが、やはりローウェルの居ないフィートは認めたくない、というか、別物のバンドとしか思えないんですよね・・・。


確かに、演奏面では、ポールバレールとビルペインがいれば、何となくフィートの香りはしますが、やはりローウェルのヴォーカルがなくちゃねえ・・・・・。


このアルバムがアメリカで出た時は、既にローウェルは脱退した後で、遅れて発売された日本盤の帯には、「ローウェルジョージ追悼」の文字が見られますから、 本当に「急死」だったんでしょうね・・・・。


もともと最後のアルバムにするつもりは無かったのでしょうから、内容も割と散漫でして、評論家サン達の評価も芳しくありません・・・・・。


けれど、個人的にはローウェルのヴォーカルがたっぷり堪能できることから、 昔からの愛聴盤であります!


A面トップの表題曲は、ポールパレールのペンになるものでして、当然彼がヴォーカルを執っています。   彼はこのフレーズ「Down on the farm」が好きみたいで、前作、「Time loves a hero」のB面一曲目の「Old folks boogie」でも、そのフレーズが聞かれます。


最初の、カギを開けて農場に入っていく描写でカエルに怒っているのは、ポールなんでしょうか??


さて、A面2曲目の「6 feet of snow」からB面2曲目の「Second hand news」までは、フィートらしい粘り気のある演奏は聴けませんが、 ローウェルの素晴らしい歌唱が目白押しです! 



特にA面最後の「Be one now」は、ローウェルのその後の運命を知っているだけに、涙なしには聴けません・・・・・。


このアルバムがもうちょっと評価される事を切に願います・・・・。




続いて待合の2枚です。



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先ずは、フィート脱退後にすかざす発表された、ローウェルジョージのソロアルバム、「Thanks, I'll eat it here」   邦題は、「特別料理」!!




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東洋風に描かれた、一見お相撲さん!?風の貫録たっぷりのローウェルの後ろには、マネの「草上の昼食」のパロディが見られます。  描かれているのは、キューバのカストロ、 ボブディラン、 映画「嘆きの天使」でのマレーネディードリッヒ !!という何の脈絡もない3人ですが、ネオン画伯はどんな意図があったんでしょうか?



このアルバムも、やはり世間的な評価は低いのですが、冒頭の昨年惜しくも亡くなったアラントウーサン作の 「あの娘に何をさせたいの」 を始めとした、ローウェルのヴォーカルを前面に出した内容が結構好きで、良く聴いたものです・・・・。



そして、ちょっとクレイジーな、このジャケットです。




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ローウェルが昔お世話になった、フランクザッパ御大が1970年に発表した 「Weasels ripped my flesh」 です。 邦題は大ヒット! 「いたち野郎」 です!


ネオンパークは恐らく、ザッパから詳しく指示されてこんなイカレタ絵を描いたんでしょう・・・・・。  あまりにも変態じみています。 ザッパなら納得ですが、(これ位可愛いもんです・・・) 粋なネオンパーク画伯が自分からこんなの描くとは思えません・・・・。



しかし、邦題の「いたち野郎」も、秀逸です。   ザフーの 「ボリスのくも野郎」 といい勝負ですよね・・・。



内容は・・・・・実はあまり聴きこんでないいんです・・・・すみません。   後に息子のドゥイージルが「My guitar wants to kill your mama」をカッコよくカバーしてましたね・・・・・。

ザッパは大学時代かなり入れ込んでたんですが、ロック色を増した1973年の「Overnight Sensation」から後ばかりで、 それ以前は 「Hot Rats」 以外は苦手なんです・・・・・。 軟弱で申し訳ありません・・・・・。