今年は大雪に悩まされる日が多いですが、皆様如何お過ごしでしょうか?


さて、ブログ更新は2月半ばになってしまいましたが、ジャケットは2月前半に変えております。


節分の日にニュースを見ていましたら、一畑山薬師寺の豆まきの様子が映し出され、鬼のお面の代わりにキングクリムゾンの一作目のジャケットを使ったら面白いだろうな、と思ったのがきっかけで、ジャケット一面に顔がフューチャーされたレコードを捜してみたら、結構あるんですよね。


という訳で、今回はでか顔ジャケットを3枚厳選してみました。


先ずは日本人代表で、これです。



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渡辺美里さんの1987年のアルバムです。


これは恐らくアップ度は古今東西のレコードジャケットの中でも断トツではないでしょうか?


眼科医の見地から見ると、結膜(白目)のマッ白さは尋常ではありません!もし修正無しだったら凄く健康な生活をしてらっしゃるんでしょうね。




お次はこの2枚。



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先ずは白人代表で、フィルコリンズさん!



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これは1980年の初ソロアルバムですが、見て下さい、この自信に溢れた精貫な顔つきを。

Peter Gabriel脱退後のGenesisを引っ張って、見事本国英国だけでなく、亜米利加をも制覇した自信と余裕が漲ってますね。


彼は相当自分の顔に自信を持っているようで、続くセカンド、サード共に御顔のドアップをジャケットにしていますね。


サードは最高傑作だと思いますが、この頃になると自分の立ち位置が分ってきたようで、ちょっと「キモい親父」っぽくにやけてるんですよね。

でも、内容は大まじめ、というのが笑えます。


この人のドラムは独特のバタバタしたフィルインが好き嫌いが分かれる所でしょうが、個人的にはタムタムの使い方は大変参考にさせて頂きましたね、昔。



そして、黒人代表はこの方。




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泣く子も黙る、ジャズ~ファンクの御大、Miles Davisの1986年のアルバム、「TUTU」です。



この頃の御大は前年のアルバム「Your under arrest」でマイケルジャクソンの「Human Nature」、 シンディローパーの「Time after time」といったポピュラーミュージックを取り上げた事もあり、ジャズの垣根を飛び越して、コンテンポラリーな人気がありましたね。



日本でも洋楽ブームだった世相を背景に、普段音楽を聴かないような方でもかなりの知名度はありましたね。



このアルバムはマーカスミラーのプロデュ―スにて、ソリッドなファンクを演っている事もあって、ジャズマニアからはそっぽを向かれましたが、ファンク、ヒップホップ好きには歓迎されたんじゃないでしょうか?




因みに、このドアップ顔ジャケットは石岡瑛子さんのコンセプトで、彼女はこれでグラミー賞を獲っているんですね。すごいなあ!



黒人の中でも、かなりのイケ面のマイルスの御顔はやはり歳を取ってもイケてます!!



ジャズのレコードは結構、ジャズメンの顔アップ写真のジャケが多いんですが、ブルーノートのArt Brakeyの「Mornin'」とかWalter Davis Jr.の「Davis Cup」とか、結構迫力あります。



ラズウェル細木の漫画で、夜道でチンピラに絡まれている女性を助ける為に、先の2枚のジャケットを顔に当てて凄んでみせる、というのがありましたが、私も今度やってみようかな?