検査・治療方法
検査方法
症状の原因を探るためにいろいろな検査方法があります。
単純レントゲン撮影
骨折や脱臼を確認したり、背骨や関節の変形、骨粗鬆症の程度、骨の成長、石灰化、骨腫瘍の有無などがわかります。
骨粗鬆症の検査
骨密度を測定する検査です。(5分程で結果が出ます。)
ABI測定
動脈硬化の検査です。(5分程で結果が出ます。)
採血検査
関節リウマチ、痛風の程度や炎症反応、貧血の有無、悪性腫瘍性疾患の有無、肝臓や腎臓の機能、コレステロール値などをはかります。
細菌検査
関節液、血液、膿などに細菌がいるか調べます。
関節穿刺
関節液を採取し性状を調べます
病理組織検査
腫瘍などの病変部より検体を採取し行う顕微鏡の検査です。
治療方法
それぞれの患者さんに合った治療方法を選びます。安静、薬物療法、リハビリなどの理学療法、装具療法、手術療法などがあります。
安静
症状を起こした部分を休めてあげることが大切です。お仕事や作業を続けなければならない場合、弾性包帯、腰椎ベルト、松葉杖などで負担をさけます。シャーレ固定やギプス固定をすることもあります。
薬物療法
【内服薬】
鎮痛剤、しびれ止め、筋弛緩剤、血行促進財、抗生物質、ステロイド剤、慢性リウマチ、痛風、骨粗鬆症、花粉症、かぜ、高血圧、高コレステロール血症、胃潰瘍、不眠の治療薬、精神安定剤
外用薬
冷シップ、温シップ、塗り薬(痛み止め、かぶれ止め、化膿止め、血行促進、水虫、帯状疱疹)、鎮痛の坐薬
注射・注入薬
関節内注射
肩、膝関節などに軟骨の保護、再生を促進するヒアルロン酸や炎症を抑えるステロイド剤を注入します。
局所注射
腰痛や頸部痛や背部痛などに対し圧痛のある部分に痛み止めを注射します。
静脈内注射
痛み止めを静脈注射します。
腱鞘内注射
ばね指や腱鞘炎の場合、ステロイド剤を炎症部分に注射します。
骨粗鬆症の注射
骨吸収抑制効果、痛みを取る効果があります。
抗生物質の注射
傷、かぜなどの細菌感染に対して行います。
装具療法
症状が落ち着くまで一時的に使用したり、症状の進行を防いだりするために使用します。
骨折、脱臼の整復、固定
レントゲン検査で確認しながら徒手整復します。局所の安静を保つために弾性包帯固定やバンド固定、ギプス固定、シャーレ固定を行います。
また、当院では骨電気刺激装置による骨折治療も行っております。
手術療法
傷を縫合したり、腫瘍やおできを切除したりします。巻き爪の処置ややけど、擦り傷の消毒も行います。