”冷え症” の定義はありませんが、寒がり、昔に比べて冷える、手足が冷える、
くるぶしより下が冷たい、という方は ”冷え症”です。

”冷え症” は皮膚病にとっては大敵です。また、いろんな病気、膠原病、がん、
高血圧、自律神経失調症、アレルギー疾患の花粉症やアトピー性皮膚炎等
にとっても諸悪の根源です。「冷えは万病のもと」 といわれる所以です。
”冷え症” を治していくといろんな病気がよくなります。

当クリニックでは、”冷え” を改善するように、以下のような指導します。

〇冷え対策
  ①腹巻
  ②靴下の重ね履き→シルク、絹の五本指の靴下がおすすめです。
  ③首、足首を温める
  ④足湯
  ⑤半身浴
  ⑥ストレッチ→プリントをおわたししますが、寝る前と朝がオススメ
  ⑦歩く
  ⑧筋トレ→スクワットがおすすめ
〇食事指導
  体を温める陽と、身体を冷やす陰の食事があり、陰の食事には
気を付ける。
〇白湯を、起床時、食事と食事の間、のどがかわいたら飲んでいただきます。
〇気、血、水に注意
〇ストレス対策
〇漢方薬の処方
  ただ単に、冷えにはA。B。Cといった漢方薬を処方するわけでは
ありません。診察と詳しい問診をもとに、その方の弱いところを考えて薬を処方
します。なお、薬の処方の順番があり、まず、気のめぐりをとくして
次に、水毒をとる等の考え方で薬をだします。
 
なお、冷え症の方では、低血圧、貧血(鉄が足りない貧血が多い)、
甲状腺機能低下症の方が多いのでそれらがないかあわせて診察します。
また、タンパク質が少なかったり、足りない方が多いので、肉や魚の
摂取もすすめています。

※ストレスが 冷え に大きく関係」しています。
「もののとらえ方」や「ものの見方」 を変えていただくよう説明しています。