東洋医学的な診察をすると、患者さんの身体の状態や精神状態、
ストレスの過多や心理状態などいろんなことがわかります。

診察の時に、手を触ったり、爪の色や形、手のひらをみたり、舌の色や形、唇や
歯茎の色、顔色、また、診察室へ入ってこられる時の様子、歩き方、
お顔の表情、口臭、髪の毛の状態、、、
いろんな事を拝見すると、患者さんの身体でどこが弱っているか。
体調はどうか、想像できます。

胃腸が弱い。身体に余計な水分がたまっている。肝臓が弱っている。
気のめぐりが悪い。腎臓が弱っている。身体が冷えている。
血虚、貧血、お血、、、、、等々。

さらに、それらを確認する意味でも、また、漢方薬を処方する時でも、
いろんなことを患者さんに伺います。

実は、皮膚の病気は、何かを塗れば良くなる、治る、というわけではなく、
その方の一番弱いところをつきつめて、そこを改善していくと、他の身体の不調、たとえば、高血圧やコレステロールが
高い、よく眠れない、イライラする、生理不順、トイレがちかい、便秘
などいろんな症状が良くなっていきます。

皮膚が良くなると、体調も、気持ちも良くなります。
舌の色や形、爪の色もよくなっていきます。