いわゆる乾燥肌(乳児、小児)には、一般的には、保湿剤を
入浴後に湯舟からでたら乾燥しないうちにすぐ塗る。

これが一般的によくいわれることと思いますが、、、

皮膚の上には、自身で作った油と水の膜があります。
お風呂に入った時にボディーソープをつかってナイロンタオル
でごしごし洗うとこれらの膜が剥がれてしまいます。また、この膜の上
にワセリンや保湿剤を塗るとこれらの膜がふさがれてしまいます。

皮膚の表面が潤うためには、保湿、保湿と考えすぎないで
身体のなかから整えることが大切と思います。

血虚や貧血で身体のなかを流れる血液が少なく、身体が冷えていると
皮膚の表面は乾燥します。また、皮膚の表面を潤すためには、しっかりと
食材をとり胃腸から吸収される必要があります。

身体を温めて、タンパク質、血液の元である肉や魚、同時にヴィタミン
をしっかりと摂り、胃腸を丈夫にすれば、実は保湿はいらなくなります。
同時に漢方薬を飲んでお腹を温めて胃腸を丈夫にすると良くなっていきます。

ステロイド外用剤を塗って、保湿をしっかりしてもなかなか皮膚の乾燥や
湿疹が良くならない時は、上記の事を行えば保湿剤はいらなくなると
思います。

保湿剤にかぶれている事が時にみられますので注意してください。