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March 2017 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
 漢方薬、東洋医学を行っていると、食養生の大切さを痛感します。
 漢方薬を一生懸命飲んでいるのになかなか症状がよくならない。
こんな時は、食養生ができていないことが多いようです。

 体に良いと思って摂った食物が実はよくなかったといういことが多い
ようです。
 表題の書籍を読むと、簡単に食品を選べなくなります。また、食品
選びに気をつかうようになると思います。体は食べたものからできています。
何を買うか、買わないかの判断ができてくるでしょう。

 1、「食品添加物」でできている、ラーメン、カレー、サプリメントは
    買わない。「食品添加物」の怖さを述べています。

 2、黄身の濃い卵は買わない。

 3、カロリーオフの商品は買わない。

 4、漬物は危険(すべてではありません)

 5、安すぎる納豆は 遺伝子操作 されている。

 6、安いペットボトルのお茶、紅茶、コーヒーは注意。

 安い食べ物が全て悪くはないが、購入する際に注意してください。
 食は、自分へ、また、家族への最も確実な投資であると著者は
結んでいます。
 
カテゴリー: 総合
投稿者: wakui-clinic
暦の上で、春は、立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)の
前日をさしますが、今の日本では、3月から6月までを春と言ってます。

東洋医学では春は「肝」にあたり、肝とは血の貯蔵にあたります。
春は、「陽気」が強いので、発散できないと陽気が上に向かい
ふわふわする。これらが、春のいろんな症状を引き起こします。

 〇春に多いトラブル

1、アレルギー性鼻炎
  ”花粉” だけが悪いのではなく、冬の過ごし方が影響。
  身体の中の 陽気が上に上る。したがって、下半身を冷やさない。
  胃腸の負担(生野菜、乳製品、脂濃い物を食べない、
        冷たい物を飲まない) を避ける
2、アトピー性皮膚炎
  この時期は、「血」 の不足か巡りが悪い。皮膚の潤いが
  なくなりかさかさする。春のふわふわ陽気がこれに拍車をかける。
3、春の風邪
   治りにくい。身体の中に、”寒”がどどまる。
   夜は外を歩かない。冷たいものは飲まない。
4、自律神経失調症
    春のふわふわ陽気でなりやすい。”睡眠” が大切。
5、情緒不安定
   「気」、「血」の不足による。
6、めまい
   「陽気」が上るため起きやすい。ストレス解消と、足を冷やさない。

〇春のセルフケア

1、辛みのある春野菜をとる
   春の旬の野菜:菜の花、せり、ふき、セロリ、たけのこ、
   アスパラガス、うど等

2、肌をさらさないような衣服を
   春の風は冷たい
3、朝の陽気を取り込む
   朝の散歩がおすすめ
4、負担の少ない運動
   陽気 を発散させるために、 息がきれない程度のウォーキングから
5、胃腸を弱らせない温かい食べ物を
    春は”陽気”を発するので、のぼせやすい。
    胃腸を弱らせないこと。
6、心穏やかに
    イライラすると血を消耗するので、 ゆっくり と。
7、呼吸を整える
8、のぼせに効くツボを押す 臨泣

 これらのことを参考ににしながらこれからの季節をお過ごし
ください。

  出典
     東洋医学の春夏秋冬
     社団法人徳島県鍼灸師会副会長 大上勝行
                    三樹書房