赤身の魚にはマグロやカツオ
白身の魚にはタイやヒラメなどがいる。
魚の赤身と白身は筋肉の違いである。


人間を含め動物の筋肉には2種類あり赤い筋肉と白い筋肉がある。
赤い筋肉は「赤筋」といい、マラソンランナーのような持久力がある筋肉である。
一方、白い筋肉は「白筋」といい、スプリンターのような瞬発力がある筋肉である。
魚の場合、赤身と白身はその生態によって変わる。

赤身のマグロは「回遊魚」と呼ばれ、止まると息ができなくなるため
生きている間ずっと泳ぎ続ける必要がある。
マグロが1年間で泳ぐ距離は地球1周分の約4万km
その距離を泳ぎ続ける持久力のある赤筋が多い。
そのため、その身は赤身である。

一方、白身のヒラメは地面にいるため持久力は必要ないが
餌を獲る時や逃げる時など、いざという時に瞬時に素早く動く必要がある。
そんな瞬発力が求められるヒラメは白筋が多く、その身は白身である。

そんな由来があったんですね。
マグロを食べる時は由来を思い出しながら食べてみます。


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