こんにちは。
医師の木村です。

前回は軽度認知障害について書きましたが、
今回は実際のところ、ど~すれば良いの?・・・ということで、
『予防としての食生活』について触れたいと思います。

いろいろとメディアなどでも取り上げられているので、
同じ内容が重なることもあるかと思いますが、
お付き合いください。

まず、基本として バランスの取れた食事が大切です。
1日3食、色々な食材を腹8分目に摂り、
塩分や動物性脂肪や甘いものを控えめにすることがポイントです。

特に野菜や果物をしっかり摂ると、
認知症のリスクが減少するといった研究もあります。

野菜・果物には、ビタミンC、ビタミンE,β(ベータ)カロテンが多く含まれ、効果的なようです。

ビタミンCは柑橘(かんきつ)類・パプリカ・パセリなどが代表格でしょうか。
β(ベータ)カロテンは、緑黄色野菜に多いといわれています。

また、魚に含まれる“不飽和脂肪酸”は健康だけでなく、
認知機能にも良いといわれており、
魚中心の食事を心がけると、
認知症の予防になるとの報告もあります。

和食が見直されているという話が出るのもうなずけますネ。
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