こんにちは、副院長の大山です。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。
5回目となる今回は、院長の岡田もこのブログで掲載していた「統合失調症」について、私なりの見解を書いてみようと思います。
皆さん、聞いたことはあっても意外とどんな病気か知られていない「統合失調症」。
以前は『精神分裂病』と呼ばれていましたが、病気に対する誤解や偏見を正すため2002年に名称が変更されました。
症状は大きく分けて 「陽性症状」 と 「陰性症状」 に分けられます。
「陽性症状」には、“妄想” “幻覚” “奇異な行動”などがあります。
“妄想”とは、誤った信念のことで、たとえば、被害妄想がある人などは、
「後をつけられている」 「誰かに見張られている」 などと思い込むことがあります。
“幻覚”で最も多いのは幻聴で、「自分の行動に意見を述べる声」 「批判的なことをいう声」 などが聞こえることがあります。
「陰性症状」とは、健康な時の精神状態から何かが欠落したような状態を言います。“意欲低下”や“感情の鈍感化”、“会話の貧困化”などです。症状が重度で、日常生活が困難な時は、入院になることもあります。
発病の原因はまだわかっていませんが、現在では「遺伝と環境原因」の両方が組み合って起こるものと考えられています。
治療法としては精神薬が有効です。そのためには、精神科や心療内科を受診し、症状に応じた処方を受けてください。
現在は薬も進歩し、有効率もずいぶん高まってきました。
治療後に回復した後は、再発再燃を防ぐために継続的に服用するのが理想的です。
さて、5回にわたって精神的な病気に対する、私なりの見解を書いてみましたが、皆さんいかがだったでしょうか?
当林間病院には、院長と私以外にも、精神保健指定医の常勤医師があと2名在籍しています。ここで、皆さんの健康をお祈りしつつ、次の医師にバトンを渡したいと思います。
乱文、失礼いたしました。
