こんにちは。
副院長の大山といいます。
岡田院長からのバトンをもらい、
今回から数回、記事を書いてみようと思います。
最初となる今回は、題名の通り。
他の病気と同様に、心の病気が始まるときにも何らかの変化が現れます。
身近に接している家族や友人が、一番最初の“ドクター”です。
その人の状態が普段と変わってきたとき、
我々は心の病気も疑います。
『気分が落ち込む』 『意欲がわかない』 『人に会うのが怖い』
などの精神症状が主ですが、
身体症状(胃痛や高血圧、円形脱毛症など)として現れる場合もあります。
心の病気を疑ったら、規則正しい生活を基本に、
趣味など自分の楽しめるものでリラックスを。
思っていることは言葉に出すだけでも、
思いのほか楽になる場合もあります。
ただ、本人自身ではよくわからないこともあるので、
周りの人がいち早く異常や変化に気づくことが大事です。
早期発見・対応により症状の悪化を食い止め、
回復させることだって可能です。
本人の言葉にキチンと耳を傾け、
気をかけてあげてください。
周りの人によるケアはもちろん、
症状に適した治療のためには専門医の治療・助言も重要です。
適切な対応・治療で早期回復し、健やかな毎日を送ってください。

副院長の大山といいます。
岡田院長からのバトンをもらい、
今回から数回、記事を書いてみようと思います。
最初となる今回は、題名の通り。
他の病気と同様に、心の病気が始まるときにも何らかの変化が現れます。
身近に接している家族や友人が、一番最初の“ドクター”です。
その人の状態が普段と変わってきたとき、
我々は心の病気も疑います。
『気分が落ち込む』 『意欲がわかない』 『人に会うのが怖い』
などの精神症状が主ですが、
身体症状(胃痛や高血圧、円形脱毛症など)として現れる場合もあります。
心の病気を疑ったら、規則正しい生活を基本に、
趣味など自分の楽しめるものでリラックスを。
思っていることは言葉に出すだけでも、
思いのほか楽になる場合もあります。
ただ、本人自身ではよくわからないこともあるので、
周りの人がいち早く異常や変化に気づくことが大事です。
早期発見・対応により症状の悪化を食い止め、
回復させることだって可能です。
本人の言葉にキチンと耳を傾け、
気をかけてあげてください。
周りの人によるケアはもちろん、
症状に適した治療のためには専門医の治療・助言も重要です。
適切な対応・治療で早期回復し、健やかな毎日を送ってください。

こんにちは、院長の岡田です。
さて、統合失調症シリーズ3回目の今回は、
統合失調症の治療方法と治療できる施設について書いていきたいと思います。
統合失調症の治療方法は、
急性期には薬による治療が基本になりますが、
回復期に入ると、薬と精神科リハビリテーションを組み合わせると良いでしょう。
●薬物療法
抗精神病薬は統合失調症の症状を改善するだけでなく、
再発予防に大きな力を発揮します。
その他に、症状に合わせて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。 また、副作用を抑えるための薬が処方されることもあります。
●精神科リハビリテーション
スムーズに安定した生活を送れるよう手助けするためのものです。
社会生活感覚を取り戻すための社会復帰プログラムや支援施設があります。
~治療できる施設~
総合失調症の治療は主に精神科で行われますが、
施設によっては「神経科」、「メンタルヘルス科」、「心療内科」と名乗っているところもあります。
●クリニック(診療所)
精神科クリニックあるいはメンタルクリニックと呼ばれ、比較的交通の便の良いところにあります。日常生活支援を行うデイケアといったサービスを兼ね備えているところもあります。入院が必要になっても適切な病院を紹介してくれます。
●精神科病院
外来のほか入院施設があり、設備・スタッフが充実しています。病棟は急性期・慢性期と病期によって分けられている場合があります。
以上、駆け足ではありますが3回にわたって統合失調症について書かせていただきました。
気になるところがある方は、一度近隣の診療所や病院に相談してみるのが良いでしょう。
私ども林間病院にも医療連携室があり、まだ受診したことがない方や、家族に関する相談等もお受けしております。お気軽にご相談ください。
さて、統合失調症シリーズ3回目の今回は、
統合失調症の治療方法と治療できる施設について書いていきたいと思います。
統合失調症の治療方法は、
急性期には薬による治療が基本になりますが、
回復期に入ると、薬と精神科リハビリテーションを組み合わせると良いでしょう。
●薬物療法
抗精神病薬は統合失調症の症状を改善するだけでなく、
再発予防に大きな力を発揮します。
その他に、症状に合わせて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬などが使われます。 また、副作用を抑えるための薬が処方されることもあります。
●精神科リハビリテーション
スムーズに安定した生活を送れるよう手助けするためのものです。
社会生活感覚を取り戻すための社会復帰プログラムや支援施設があります。
~治療できる施設~
総合失調症の治療は主に精神科で行われますが、
施設によっては「神経科」、「メンタルヘルス科」、「心療内科」と名乗っているところもあります。
●クリニック(診療所)
精神科クリニックあるいはメンタルクリニックと呼ばれ、比較的交通の便の良いところにあります。日常生活支援を行うデイケアといったサービスを兼ね備えているところもあります。入院が必要になっても適切な病院を紹介してくれます。
●精神科病院
外来のほか入院施設があり、設備・スタッフが充実しています。病棟は急性期・慢性期と病期によって分けられている場合があります。
以上、駆け足ではありますが3回にわたって統合失調症について書かせていただきました。
気になるところがある方は、一度近隣の診療所や病院に相談してみるのが良いでしょう。
私ども林間病院にも医療連携室があり、まだ受診したことがない方や、家族に関する相談等もお受けしております。お気軽にご相談ください。

こんにちは、院長の岡田です。
前回に続き、今回は統合失調症の症状についてみていきましょう。
症状は大きく「陽性症状」と「陰性症状」に分けることができます。
◆陽性症状
○妄想・・・明らかに間違った考えや状況について、強い確信を持ってしまうこと。例えば「テレビやラジオで自分のことが話題になっている」、「誰かにずっと監視されている」など。
○幻覚・・・実際に起こっていないことを現実的な感覚として知覚してしまうこと。実際に存在しない声、音が聞こえる(幻聴)、物が見える(幻視)、匂う(幻臭)など。
○思考障害・・・思考が混乱してしまい、考え方に一貫性がなくなってしまうこと。会話に脈絡がない。ひどい場合は何を話しているのか分からなくなる、など。
◆陰性症状
○感情の平板化(感情鈍麻)・・・喜怒哀楽の表情が乏しくなり、他者の感情に共感することも少なくなってしまうこと。
○意欲の欠如・・・自発的に何かを行おうとする意欲がなくなってしまうこと。
○自閉(ひきこもり)・・・自分の世界に閉じこもり、他者とのコミュニケーションを取らなくなること。
上記のような症状でお悩みの方・気になるところがある方は、一度専門医に相談してみてください。
次回は主に行われる治療方法について、お話ししたいと思います。
前回に続き、今回は統合失調症の症状についてみていきましょう。
症状は大きく「陽性症状」と「陰性症状」に分けることができます。
◆陽性症状
○妄想・・・明らかに間違った考えや状況について、強い確信を持ってしまうこと。例えば「テレビやラジオで自分のことが話題になっている」、「誰かにずっと監視されている」など。
○幻覚・・・実際に起こっていないことを現実的な感覚として知覚してしまうこと。実際に存在しない声、音が聞こえる(幻聴)、物が見える(幻視)、匂う(幻臭)など。
○思考障害・・・思考が混乱してしまい、考え方に一貫性がなくなってしまうこと。会話に脈絡がない。ひどい場合は何を話しているのか分からなくなる、など。
◆陰性症状
○感情の平板化(感情鈍麻)・・・喜怒哀楽の表情が乏しくなり、他者の感情に共感することも少なくなってしまうこと。
○意欲の欠如・・・自発的に何かを行おうとする意欲がなくなってしまうこと。
○自閉(ひきこもり)・・・自分の世界に閉じこもり、他者とのコミュニケーションを取らなくなること。
上記のような症状でお悩みの方・気になるところがある方は、一度専門医に相談してみてください。
次回は主に行われる治療方法について、お話ししたいと思います。

こんにちは、林間病院院長の岡田です。
ブログへ寄稿するのは初めてのことになりますが、
これから数回に分けて、
「統合失調症」をテーマに筆をとらせていただくことになりました。
統合失調症は脳の働きのバランスが崩れて、
一時的に機能が損なわれる病気で、
時間はかかりますが回復可能なものです。
時に幻覚や妄想といった体験が生じ、
そのために落ち着かなくなって興奮することがあります。
別の場合には、意欲がなくなって閉じこもってしまうことも・・・。
また、金銭管理や身の周りのケア、
仕事と人付き合いが上手くできないなど、
「生きづらさ」を感じることが多いのが特徴です。
この病気は約100人に1人がかかるといわれており、
決して特殊な病気ではありません。
次回、この病気の症状についてみていきましょう。
ブログへ寄稿するのは初めてのことになりますが、
これから数回に分けて、
「統合失調症」をテーマに筆をとらせていただくことになりました。
統合失調症は脳の働きのバランスが崩れて、
一時的に機能が損なわれる病気で、
時間はかかりますが回復可能なものです。
時に幻覚や妄想といった体験が生じ、
そのために落ち着かなくなって興奮することがあります。
別の場合には、意欲がなくなって閉じこもってしまうことも・・・。
また、金銭管理や身の周りのケア、
仕事と人付き合いが上手くできないなど、
「生きづらさ」を感じることが多いのが特徴です。
この病気は約100人に1人がかかるといわれており、
決して特殊な病気ではありません。
次回、この病気の症状についてみていきましょう。
