ある日の出来事

その患者様は口からお食事を取ることが難しく、胃へ直接栄養を流し込む
経管栄養の方でした。
でも、お食事が食べたいという想いをいつもおもちでした。
そこで、少しずつお食事を食べる練習をしてようやくその日がやってきました。

お食事を食べ終えた患者様より「本当に美味しかった」っと感謝のお言葉
をいただき、担当ナースの計らいで、厨房へとご案内いたしました。
もちろん、中へ入ることは出来ないのですが、当院の厨房は半オープンキッチン
なのでそこから「ここで作っているんですよ」とご説明させて頂いたそうです

すると患者様は、栄養士と調理スタッフに「本当に美味しかった」と涙を流して
言ってくださり
普段、患者様とお話しする機会が少ない調理スタッフも生のお声をいただき
とても喜んでおりました。

素敵なお言葉をいただき本当にありがとうございました。と叫びたい気持ちで
いっぱいだったのでご紹介させていただきました。

普段のちょっとした会話などから患者様やご家族の希望をくみ取り
少しでも希望や想いを叶えられないかと自ら考え、行動し、チームでバックアップ
できるのが、当院スタッフに共通する素晴らしい所です。

これからも、患者様や当院に関わるすべての方が、穏やかに
ほほえみ溢れる毎日を過ごしていただけるよう心がけて参りたいと思いました。