尾道医師会広報 2011.9月号の会長挨拶で尾道医師会会長 片山先生が以下の事を投稿されてました。

「尾道と長崎、いい医療が育つ環境 在宅医療」

長崎の白髭 豊先生との対談記事です。
チーム医療が質を高めるなど在宅医療の重要性を述べられていました。

その中で特に気になった記事があり
有床診療所の活用を

短期入所療養介護について、有床診療所をいわばみなし指定できるようにしたことをもっと早めに介護報酬改定でやるべきであった。
いま有床診療所が次々にベットを閉鎖していますが、このままでは地域の資源を潰してしまうことになる。小規模多機能施設の発想で有床診療所を活用したほうがいい。居住空間として入院を持っていて、給食やお風呂もあって。看取りを考えた時、自宅は無理としても、同じ地域の有床診療所はうってつけでしょう。在宅主治医やチームの医師が立ち寄れるようにして、在宅医療のサポート施設にすればいい。

そのとうりですが、今の診療報酬では有床診療所はやっていけません。
また病院がそうであるように、在院日数を短くして回転率をあげていかない
と経営は苦しいものとなります。
夜勤のできる看護師さん不足など問題は沢山あります。
そのへんも考慮していただき、有床診療所の位置ずけを考えていただければ幸いです。