本日19:00~ 東広島地区整形外科オープンカンファレンスに参加しました。
場所は広島県立障害者リハビリテーションセンターでありました。

DSC00018-1.JPG

けっこう遠くて、建物は少し古めでした。

目的はProf.AJ.Triaの講演で、内容は人工膝関節置換術の世界的な流れについてでした。
最初はMISのアプローチの話で、またか、まあね〜といった感じでしたが
本題はやはり最後にあるものですね。

患者さんの膝MRIを測定しコンピューターで骨モデルを作製、その患者さん用のカッテイングブロックを作り、骨きりを行うといった内容でした。

DSC00020-1.JPG

DSC00021-1.JPG
DSC00022-1.JPG

以前から日本人工関節学会など色々な学会に来日されては講演され、ナビゲーションシステムの事やセパレートタイプの人工膝関節などアイデアがおもしろく、またそれを実際に臨床応用として使用するためすごいな〜と思って聞いていました。

今回はこのようなカッテイングブロックがあれば、道具の簡略化、手術時間の短縮などメリットは多く、欧米の会社はどこも開発に取り組んでいるようです。コストもそんなにかからないような話ぶりでした。

人工膝関節置換術も以前は職人芸的なところがありましたが、最近ではコンピューター、器械に依存する部分が多く、これを使えばだれでも手術ができる?
そうではありません。
Prof.Triaも言われてましたが、手術中にこれは?と思った時の最終判断は術者にあり、患者さんの利益を損ねてはいけないといった〆でした。

DSC00023-1.JPG