星状神経節ブロックはペインクリニックで最も頻繁に行われる治療法の
一つです。筋緊張性の頭痛をはじめ顔面痛、頭痛の治療や頸背部の痛み
や凝りが強いときの治療として、用いられますが実は交感神経を休める
ことで良い効果が期待される病気や症候群に、この治療法は実に見事な
効果を発揮します。

メニエル氏病や帯状疱疹、頚肩腕症候群のほか自律神経失調症の症状を
緩和し、顔面神経麻痺の場合には最善の治療法といえます。

本来は以下のように麻酔薬を注入しますが、我々にとっては手技が難しい事、副作用が結構発症する事、正直その部位に針を刺す事にビビっちゃう事よりなかなかできません。

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星状神経節ブロックを行っているところ

そこでもう少し簡単に同等の効果がある方法として、『アルファビーム』を使用したレーザー照射があります。
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照射位置は正確な場所に行わなければ効果ないため自分か教育された看護師が設定します。

はじめは『本当によくなるの?』と思っておりましたが、意外に頭痛が少し良くなったとか、目のまわりの疲れが良くなったとか効果はまずまずのようです。5分の照射を行っていますが、できるだけ回数を多くしたほうがいいようです。

あと肘部管症候群の患者さんの肘にも照射していますが、照射後はまさに尺骨神経領域の部位が暖かくなり症状も改善傾向です。