以前ブログで紹介したアメリカの整形外科医ですが、どうも偽物だったようです。

今日、手術中に同僚の整形外科医が、
『午前中の外来に肩関節脱臼の患者さんが、紹介状を他院から持ってきたんですが整復してもすぐまた脱臼するんですよ』と

するとすかさず自分も
『俺も以前にすごい難しい肩関節脱臼の症例がきたんだよね。それもアメリカの整形外科医だぜ』
と話したところ
『それって自分も以前、O和病院にいたころ来ましたよ。ソセゴン(鎮痛薬)を凄い量使用し、レントゲンを撮らせないんですよね。たしか年は・・・今なら40歳ぐらい、女性でアメリカに帰ったら手術、バンカート法をやらなければとか言ってませんでした?』

まさにそのとうり。まだ信じられなく
『でも本当に脱臼していて、整復すごい難しかったよ』
『そうなんですよ。でも自在に脱臼できるんですよ。それも治療代を払わないため、神奈川ではブラックリストに載ってますよ、顔入りで』

やられた・・・
話せば話すほど同じ手口で、貴重な経験をしたと言えばそうですが
今日は少し色々と考えさせられる一日でした。