2012年7月1日に東京で

「健康寿命講座2012」が開催され参加してきました。

これ何?かと言うと骨粗鬆症の治療薬の一つであるフォサマックの会社が主催の講演会なんですね。
先週も骨粗鬆症関連の講演会がありましたが、今後もっと高齢化社会が進み、転倒して骨折、手術といった流れを抑制したく、日本整形外科学会が推奨するロコモもそうだし、骨粗鬆症の治療もいま整形外科業界ではトピックスなんです。

まずは転倒時に手をまずつくかつかないかで手が折れるか、大腿骨近位部骨折となるか大きく違ってきます。
そこで手関節の骨折になったら骨折の治療だけでなく、次に転倒して骨が折れる事を防ぐために骨粗鬆症の治療をしましょうといった内容。

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医者側の啓蒙が足りない...耳が痛い

しかしこの前あった話ですが、ずれてる、骨のもろいタイプの手関節内骨折を接骨院で治す??といった患者様がおられ、もちろん手術をすすめましたがどうしても近所の接骨院でといった患者様がおられました。
まだ70歳代だったのに...残念です。

次はこんな感じで

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今回は骨粗鬆症の第1選択薬であるビスフォスフォネート製剤 フォサマックでしたが、この薬長期成績もあり実績のある薬です。

ただ逆流性食堂炎や歯科治療の時は注意が必要、大腿骨の非定型骨折など色々と副作用もわかってきました。

しかしビスフォスフォネート製剤を数ヶ月しか飲んでいないのに「大腿骨非定型骨折です」と患者様に説明したり、女性しか飲めないSERM製剤を男性に処方したりする医者がいるのも現状です。

我々は正しい知識を得て患者様に提供する事が重要だと感じる今日このごろです。