先週の日曜日に東京でファイザー株式会社主催の

「第5回 Pain Forum」

に参加してきました。

整形外科では今話題の薬剤を多く発売しているためこのような会ができるのでしょう。

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「痛み」がなくなればどんなに楽な事かとつい考えてしまいますね。
そうなるとうつ状態となってしまう。
変形性膝関節症で人工膝関節置換術を待機している患者様の40%はうつ状態になっている。
はやくなんとか「痛み」をとってあげないといけないと我々整形外科医は考えますが、フロアーからの意見(内科医)でおもしろい意見がありました。

「消炎鎮痛薬を飲んでいると、腎機能が悪くなり将来は必ず透析になる、また大きな胃潰瘍となるため「痛み」があれば我慢することです。整形外科医の先生方は薬を使用しっぱなしで検査もろくにしない。整形外科医の先生から胃カメラの依頼なんかうけたことありません。」

んーたしかに合併症をつくる事もただあり、この意見には耳が痛い。
この先生(教授ですが)と熱い討論となりました。

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それをまたこの偉い座長先生がうまく盛り上げるといった感じで有意義な会でした。

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自分の見解としては、合併症のリスクは多少あるが早くいろいろな手段を使って患者様の「痛み」をとる事が重要かなと考えます。