2月13日に骨粗鬆症治療薬発売にちなんだ講演会が東京でありました。
会場は高輪の国際館パミールでしたが、全国から医者が集るため宿泊場所はなぜかお台場でした。

DSC00286-1.JPG

NYじゃないですよ。ここはお台場です。

DSC00287-1.JPG

朝食は30階のレストランで食べましたが、天気よく富士山も見えて景色がいいですね。

DSC00309-1.JPG

忘れかけていた肝心の講演ですが、骨粗鬆症治療薬の一つであるSERM(選択的エストロゲン受容体モデユレーター)が発売されました。
DSC00312-1.JPG

スライドのごとく、骨粗鬆症の第1選択薬は今でもビスホスフォネート製剤ですが
DSC00314-1.JPG

服薬しずらいとか、副作用がある場合は現在でもSERM(エビスタ)を使用します。しかし今回発売された「ビビアント」は、骨折リスクの高い患者様の非椎体骨折の累積発生率をエビスタよりも有意に抑制したとの結果がでています。
骨粗鬆症に対して、新たな選択薬として使用できそうです。

ただ自分が注目しているのは、骨形成促進薬であるテリパラチドです。
家でいえば、支柱である鉄筋コンクリートを直すのがテリパラチドでビスホスフォネート製剤は鉄筋の周りをセメントで固めるといったイメージです。
欠点は毎日の皮下注射が必要で、患者様はいやかもしれません。自分であれば嫌ですね。

これからも色々な骨粗鬆症薬の発売予定があり積極的に提供できればと考えています。