温める 冷やす どちらが膝に良いのか?

 結論から言うと、
 急性期の痛みは冷やして、
 慢性期の痛みは温めましょう。

 その前に、急性期・慢性期って何だろうと思う方も
 いるかと思います。

 急性期とは『ケガをした直後から48時間くらいまで』のことを
 意味します。

 それに対して、
 慢性期とは『ケガをしてから1ヶ月以上経過した時期』のことを
 意味します。

 ぎっくり腰・打ち身・捻挫などの急性的な痛みがある場合は
 保冷剤などで冷やしましょう。

 この時期は揉んだり、温めたりは避けましょう。
 お風呂の長湯も避けましょう。
 痛い場所とその反対側を触って比べてみて下さい。
 
 左右で比較して患部が腫れている、
 熱を持っているジッと座っていても痛むなどの症状がある場合は
 まず冷やしてみて下さい。

 冷やす時間の目安は約15-20分くらいですが、
 大事なのは個人の感覚で『感覚が麻痺した状態』で終了する
 ということです。

 言い換えると
 『冷やしてみて気持ちが良いと感じている間』は
 冷やしても大丈夫です。

 ただし、
 冷やしすぎると凍傷の危険があるので注意して下さい。

 関節リウマチ(関節が腫れや熱を持っていないとき)の方や
 慢性的な痛みを抱えている場合は、
 その問題の部位が動かしにくくなっている場合が多いので
 日常的に温めておく(冷やさない)ことが大切です。

 温める場合も
 『温めると気持ちが良い』という個人の感覚が大事です。

 温めると心身ともにリラックスでき筋肉や腱なども緩み、
 血液の循環も良くなるので痛みが和らぎます。

 なのでゆっくりと入浴することをお勧めします。

 ただし、
 急性期に長風呂をしてしまうと痛みが強くなり、
 夜眠れないということもあるので注意が必要です。

 その時はすぐに患部を冷やしましょう。

 以上、簡単にまとめましたので、
 もう少し詳しいことが知りたい方は
 担当の療法士にお尋ね下さい。

たしかに分かり易く簡単にまとまっていますね。
当院でもわからないことがあればスタッフに聞いてください。