こんな面白い話がメールされてきました。

ひざの軟骨には2種類あることをお話しておかねばなりません。

まず、
いつも「年をとって年々軟骨がすりへる」と話しているのは
上下の骨(大腿骨と脛骨)のこすれあう面をおおっている
つるつるした軟骨です。

関節軟骨と呼ばれます。

(医学上の分類では硝子軟骨という種類の軟骨になります。
  表面が硝子のようにツルツルしているからでしょうね)

この軟骨は厚みに個人差がありますが、だいたい2-3mmの厚みです。

ですから、
ひざのレントゲンをとったときに
上の骨と下の骨のあいだのすきまは上下あわせて約4-6mmになり、
軟骨の厚みが推測できるようになっています。

一方、もうひとつの膝の軟骨は、
むしろスポーツ選手の怪我などでむしろ一般になじみが深い
半月板というやつです。

内側と外側の2つの半月板があり、
半月というよりは三日月と半月の中間ぐらいの形をしています。

ひざにかかる体重を分散するクッションの役割をしています。

みかけと、
コリコリした弾力のある感触は
焼鳥屋さんの軟骨焼きにそっくりです。

この半月板の場合は表面がすりへることはないのですが、
年をとるとお肌と同様みずみずしさ(水気)を失うため
硬くってきます。

すると、
何かの拍子でねじったときやしゃがんでいて立ち上がったときなどに
亀裂がはいりやすくなるのです。

みなさん、
ご存知の焼き鳥の軟骨焼きはどの部分の軟骨なんでしょうか?

近所の焼鳥屋さんにきいたところ、
お店によって胸の肋軟骨またはのどの軟骨、
膝の軟骨など使うところが違うそうです。 

むねの軟骨は特別に「やげん軟骨」と呼ぶのだそうです。

膝軟骨は焼鳥屋さんでは
「げんこつ」と呼ばれることが多く、
最近はから揚げにしたものが、よく食べられているようです。