緑内障、白内障、網膜色素変性症、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症、強度近視による網脈絡膜萎縮症などの疾患では、多くの場合、眩しさによる見えにくさを感じることが多いと言われています。
ほとんどの方は、まずサングラスを作ろうとします。
しかし、サングラスでは全体的な照度を落とすだけで、眩しさの原因となる短波長光(500nm以下の光)は完全にカットされずに残ってしまいます。それに対し遮光眼鏡は眩しさの原因となる短波長光だけを選択的にカットできるのが大きな特徴です。
そうすることで、照度をサングラスほど落とさず、眩しさ、グレア(散乱した光によるコントラストの低下)を抑え、コントラスト感度を上げることで見え方を改善します。
特に低視力の方には遮光眼鏡は有効です。視覚障害により身体障害者手帳を取得されている方は、遮光眼鏡購入時に、公的な補助も受けることが可能です。眩しさによる見えにくさでお困りの方は一度、当院にご相談ください。ぜひ遮光眼鏡を、もっと身近に感じてもらいたいと思います。