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December 2017 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 現在、食事・食べ物について取り上げた書籍、雑誌がたくさん出ています。12月5日のブログでも触れましたが、そのほとんどのことは、10年前から本院、佐々木・星野の2人の医師が提唱してきたことです。提唱してきたことが正しかったとも言えますが、時代を先取りした考えであったことには、間違いありません。

 再度、星野式正食療法の中で触れている、食べ物について概略を記します。
1 砂糖は摂らない:無理であれば、せめて白砂糖など精製糖はやめましょう。
2 インスタント食品、炭酸飲料を摂らない。
  保存料に問題があります。リン酸塩、ソルビン酸ナトリウム等が骨をもろくしたり、癌を発症しやすくします。炭酸飲料にはさらにたくさんの砂糖も入っています。
 ※平均寿命日本最下位の青森県では、たくさんのカップ麺の販売実績があります。
3 ハム・ソーセージ・肉・牛乳、特にハンバーガー・から揚げ・ミルクシェイクは摂らない。
  ハム・ソーセージには、リン酸塩が必ずと言っていいほど使われています。
4 悪い油を摂らない。
  コーン油、ベニバナ油、マヨネーズ、マーガリン等は控える。
  ポテトチップス、ラーメン、ドレッシング等は摂らない。
  ※単体でも販売され、ほとんどのお菓子に使われているマーガリン・ショートニングは、アメリカでは使用禁止になるようです。今でも、マーガリンは体によいと信じている日本ですが、10年後には、マーガリンやショートニングは使用禁止になると思います。子どもさんの健康を考えて、今から成分表示をよく見て、買うようにしたいものです。

 食生活を治したい方は、当院星野にご相談ください。
 最後になりましたが、年末年始で食生活が乱れると思いますが、1日30分以上の速足程度の散歩で健康の維持を図りましょう。ただし、寒い時期ですので、起きてすぐの早朝の散歩は控えましょう。血圧サージを引き起こす可能性があります。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 精神保健福祉の分野で、「リカバリー」という考え方があります。この考え方は、1980年代後半のアメリカの精神保健領域で用いられるようになりました。この考え方は、アンソニーという方の言葉で表わすことができます。

 「リカバリーとは、精神障害を持つ者が、たとえ症状や障害が続いたとしても人生の新しい意味や目的を見出し、充実した人生を生きていくプロセスのことである。」

 人は病気になった時、「病気が治るということは、元の状態になること」と考えがちですが、元の状態にならなかった時には、そのことを受け入れるのに葛藤があります。元の○○パーセントの体と考えたり、元の状態と比べて足りない・出来ないと考えたりしがちです。
 このリカバリーという考え方は、以前の自分と比べるのではなく、今の自分の状態を受け入れ、その中で自分が出来ることや生きる意味を見出し、その中で出来ることを実行し出来たことに充実感を得る生き方と言えます。
 前の自分と比べるのではなく、「病気を通して、新たな自分が生まれた」と考えることです。精神疾患は、長期の治療が必要になる場合があります。このリカバリーの考え方を受け入れることで、前向きな人生を送ることができます。そうして暮らしているうちに、病気が知らず知らずのうち改善していくことになると思います。

 リカバリーという考え方は、健常者にも生かしていきたい考え方です。仕事の面や心身にハンディを負ったけれど、そのことがあったからこそ、健常者のままでは気づけなかったことにも気づけ、結果として豊かな気持ちで人生を過ごすことができるというヒントがあると思います。
 皆さん、自分なりに「リカバリー」の意味づけをしてみませんか。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 今週の週刊新潮の特集が、表題の内容でした。島根県人として、興味津々で読みましたが、やや期待外れでした。
 一般的な知識として定着している「体を動かす」「人とのコミュニケーションを欠かさない」「好き嫌いなく何でも食べる」という内容に集約できるのではないでしょうか。シジミやイノシシの事も取り上げてありましたが、取り立てて敢えてシジミやイノシシ肉を食べるというより、その土地の物を食べるという考えに集約できると思います。

 期待外れでしたが、その記事の中の「エゴマ油」に注目しました。エゴマ油はオメガ3脂肪酸が豊富で、中性脂肪やコレステロール値を下げ、血流をスムーズにして動脈硬化やアルツハイマーの予防に効果があるとされています。
 当院の星野医師は、10年前から、「星野式正食療法」の中で、「エゴマ油」を積極的に摂取するように提唱してきました。マスコミが注目したり大学の先生が世に問いかける前からです。全人統合医療は、医療と共に食生活や生活習慣を正すことによって、薬に頼らずに病気を治す取組みです。興味のある方は、ぜひ、一度ご来院ください。

 最後に、特集の中で、特筆すべきと思う部分がありました。それは、「そもそも土に触れるという行為自体が精神に好影響を与えてくれるのです。」という部分です。気持ちが沈んだりした時には、土いじりをぜひお奨めします。手軽に出来る実践効果が大きい取組みの一つです。