過去の投稿

March 2016 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 たくさんの皆さんに目を通していただきありがとうございます。ご両親に、お子さんに、祖父母に、助けてくださった方に、毎日、心の中で、ありがとうが言えるきっかけができたのではないでしょうか。また、ご自身の誕生日に、ご両親にありがとうが言えるといいですね。少し涙ぐみそうで、恥ずかしいですが。

 さて、巻末の対談を読まれたでしょうか。
 島根大学教授肥後功一氏と、自死遺族会自助グループ「しまね分かち合いの会・虹」代表桑原正好氏の対談が載っています。「今を生きる大切なあなたへ」という題です。
 自死された方が、なぜその前に悩みを話すことができないのかを、肥後先生が語っていらっしゃいます。その理由は2つ。

 一つ目は、「たいしたことじゃない」とか「これくらいのことで」と思われることを恐れるから。文中に次のような言葉があります。「人にとっての事の重さとか苦しみとか悲しさは違っていて、比較することはできませんよ。・・・「これぐらいのことは自分で我慢しなきゃ」と思い、言えないケースが非常に多いと思います。」

 二つ目は、「親にだけは言えない」「心配をかけたくない」という気持ちです。文中には次のような言葉が続きます。「・・・身近な人に一番言えないという矛盾が起こりやすいのです。信じてないからではなく、「自分が苦しんでいるものを、その人にまで負わせたくない」という気持ちに囚われる。」と。

 また、「自分だけのものではない みんなのあなた」という項目があります。
 「自分の身体を自分でどうしようが私の勝手じゃないか」という子供がいたとします。皆さんはどう答えますか。ヒントが載っていますので、お読みください。

 最後に、「傘を差しだすのではなく、一緒に濡れる」いい言葉ですね。この言葉についても書かれております。
 この対談、きっとこれからの生き方に役立ちます。一押しです。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 本院に2冊おいています表題の本、時々来院された方が手に取っていらっしゃいますので、ご存知の方も多いかと思います。
 「お父さん」、「お母さん」「こどもたちへ」等々、それぞれに宛てた手紙が載っています。
 例えば、

お母さんへ
「誕生日は生んでくれた母親に感謝する日。」
この言葉を知った時、胸が熱くなったよ。
すごい難産だったと聞いた。
照れ臭くて面と向かっては言えないけれど、いつも思っている。
「生んでくれてありがとう」

あなたがいるだけで
「頑張ることは我慢することじゃない」
あなたの言葉に何度も助けられました。
わたしの光になってくれてありがとう。
今度はわたしがあなたの光になります。

 たくさんのショートレター、ついつい引き込まれます。そして、いつかの日の自分と重なり、目頭が熱くなり、ほほに伝わるものがあります。短時間で目を通せます。
 ぜひ、ご覧ください。きっと、心の中が、ジーンとし、ほっとします。
カテゴリー: 総合
投稿者: horistic1
 当病院の名前を完全に言える方は、いらっしゃるでしょうか。たぶん、その数は少ないと思います。
 正式名称は、「心療内科漢方内科全人統合医療日本ホリスティッククリニックインターナショナルディビジョン」です。
 今回は、クリニック名としております「全人医療・ホリスティック」について触れていきます。

 ホリスティックの語源は、ギリシャ語のホロス(holos)に由来し、「全人的な」とか「全体論的な」という意味です。
 ホリスティック医学は、西洋医学とは対極的な考え方に特徴があります。西洋医学は、人間全体を見ずに、臓器、組織、細胞など人体の構成要素に重点を置いています。その現れが、細分化された診療科名に出ています。
 一方、ホリスティック医学は、人間を身体・精神・霊性の3つの面から捉えて、包括的・全体的な健康観に基づいた医療を実践します。1960年代にアメリカで生まれた概念です。
 さらに、人間に本来備わっている「自然治癒力」を活性化させることを治療の大前提として、病気を癒す上で主体になるのは患者さん自身であり、医療者はあくまでもその手助け役という認識のもとに治療を進めます。

 当病院は、西洋医学の確かな知識と技術を持った医師が、病気への正しい治療方針のもとに、投薬だけに頼るのではなく、自然治癒力を引き出す治療を中心に治療を行います。患者の皆様本位の医療を目指しています。